菖蒲去る4月20日(日) はるひ野駅北口にある「黒川はるひ野緑農会館」において、平成20年度「黒川はるひ野管理組合総会」が開催された。これは黒川・南黒川・はるひ野地区内に居住するはるひ野地権者と会の趣旨に賛同する会員からなる組合。当日は川崎市環境局緑政部、経済労働局、北部公園事務所等の幹部のご出席を賜り、組合の運営に関してのアドバイスやご指導をいただいた。(写真:黒川よこみね緑地に咲く ノハナショウブ)(クリック拡大すると、カメムシが茎にとまっているのが見える)

はるひ野地区をはじめとする地域内の地権者が主体になって、はるひ野地区の健全なる発展を目的に、緑地・公園・地域内の生産緑地の維持管理を、汗を流すことによって口先ではない実効的な保全を行おうという組織。

 

昨年度は会員によって、黒川よこみね緑地、谷ツ公園、遊水地他の約40,900平米(約12,394坪)という広大な面積の緑地管理を実施してきた。

刈払い機(エンジン式草刈機)を使い 延べで117人/日という実作業量を消化した。

 

草刈とかく公園や緑地の管理については、自己中心的な立場で第三者が口だけを出すケースが多いが、この管理組合はそうではない。

 

川崎市の指導に基づき実質的な行動を即実践することが特筆すべき事柄だ。

 

会員は全員地下足袋を履き、ヘルメットを冠ってそれぞれが所有する自分の農機具・草刈機や鎌を持参して、かっては先祖伝来の土地であったところを 黙々と慈しむように作業を行うことが特長のひとつだ。

 

 

 

市民防災用地組合員のなかには、自己が所有する「川崎都市計画 生産緑地」に対して、地域住民の災害時に有効利用をしていただこうと「市民防災農地」に申請して協力を申し出ているものもいる。災害時のいざという時に、市民の安全に協力しようという心の広い人が多い。

 

 

 

 

一方、癒しや学習と称して川崎市の残された貴重な自然が多くある黒川・はるひ野地区の里山の中に興味半分で立ち入り、黒川のDNAを持つ自然の植物を持ち去ったり、小川や池・沼に生息するやっと戻ってきたほとけどじょうやタニシなどを持ち去る人が多いことに、大きな懸念を抱いている。また田んぼの土手に生えるせり、畑の蕗などを勝手に持ち去る人があとを立たない。

 

川崎市の共有財産である緑や自然を守るためには、ある程度の強制力を伴った制限は絶対に必要であると考える。この世から絶滅してしまう恐れがある黒川の貴重な自然は、誰が責任を負って保全するのか?永続的に自然を維持し次世代に引き継いでいくことは、この地に住むわたし達の責任であると考える。

 

これからも口より先に行動をもって黒川・はるひ野の自然を守る「黒川はるひ野管理組合」の活動に期待したい。

 

   (参考:地域に暮らす・・・はるひ野緑地管理作業 

               猛暑日の除草・・・はるひ野管理作業)