昨年の秋から全国で巡回公演している劇団民藝の「海霧」が、「川崎・しんゆり芸術祭2015」参加作品として5月5日に麻生市民館で上演されました。
『新天地への夢を求めて佐賀から釧路へと渡り、店を開いた平出幸吉と妻さよ。やがて隆盛を極めた平出商店の悩みの種は、跡取りである男まさりの長女リツと婿の不仲でした。孫の千鶴が誕生したことでこれからは順風満帆と思えたのも束の間、平出家には次々と荒波が押し寄せます。過酷な風土の中で明治、大正、昭和を生き、一族を見守り続けたさよの胸には、いつもあの北の海の「深い霧」があったのでした……。』
(参考:劇団民藝 索引)