
西ドイツに駐在中に 家族でシュヴァルツバルド(黒い森)地方をドライブ中、この地方の名産品 鳩時計の店に寄りました。
数ある鳩時計の中から気に入ったものを購入し、日本に帰国してから自宅に設置して楽しんでいました。
1〜2年は作動させていましたが そのうちに放置し30数年が経過した今年の4月には動かなくなっていました。
もう一度鳩時計を動かしたいと考え、日本橋にある鳩時計専門店へ修理を4月に依頼していたところ、
ようやく修理が完了し、30年ぶりに懐かしい鳩時計が命を吹き返しました。
鳩時計の心臓部にあたる機構部品が劣化していたため、製造元のドイツに部品を発注し入荷したため命を吹き返したのです。
驚くことは 単純な鳩時計の部品が30年を経過しても 製造元の会社では責任を持って
今でも製造・保管して納入先の不具合にもきちんと対応する姿勢です。
これがドイツの素晴らしい所です。
日本では製造を打ち切ってからの部品保存期間は 製品にもよりますが5〜10年程度でしょう