現代農業にとって 生産高・売上高に貢献しているのは化学肥料。
その化学肥料の代表的なリンと窒素だが 生産国の中国やロシア・ウクライナからの輸入が大幅に減り
農協の卸値が1.5倍に高騰して農家を苦しめている。
そこで注目が集まっているのが、人間の「し尿(うんことおしっこ)」を熟成しリンなどを抽出して肥料化することだ。
国交省の担当者は「下水汚泥は宝の山」と評している由。
すでに佐賀市の下水浄化センターでは、下水汚泥の肥料化を2009年に始めている。
管理人が70年以上前の野菜の肥料は 自家の「し尿」であり、どこの農家も「し尿」を使っていた。
管理人が通っていた黒川分校の便所の「し尿」も、近所の農家が汲み取りに来て肥料に使っていたし、
多摩川を渡って都心へ「し尿」を買いに行く農家もいたほどだ。
春の突風にのって 尻を拭いた新聞紙が空を舞うような風景も見られた。