ここ数日、腹立たしくもあり、悔しくもあり、情けない思いをして過ごしている。
家から離れた場所にあるブルーベリー畑から、完熟した出荷待ちのブルーベリーが、何者かによって盗まれたのだ。
しかも完熟したブルーベリーを丁寧に、一粒も残さず盗まれてしまった。
その量は10kgには満たないが、それに近い多量を一気に盗られた。
畑は鳥害やハクビシンの被害を避けるために、プロが設置したネットで囲まれている。
過去にも何度か盗難の被害にあっているので、ネットの出入り口には鍵をかけていなかったことが悔やまれる。
わたしは黒川のケーキ屋さん「マナ」に 当初からマナで扱う全量のブルーベリーを納入しており、
予定していたブルーベリーが盗難にあって残念だ。
他の場所にもブルーベリーを栽培しているので、マナへの納入は継続しているが。
同種類のブルーベリーが収穫時期を迎えているので、その畑へ何度か行ったが、
収穫には少し時間がかかると思っていたが、そのときにも既に盗難されていて未熟なものだけが残っていたのだ。
そして時間をおき収穫時期を迎えたと思って畑に行ってみると、相変わらずまだ収穫に早い果実のみで、
おかしいと思って仔細に調べると、盗難されていることが分かったのだ。
人間の目の高さにある小枝が折れていたり、下には未熟な果実が多量に捨てられていたりしているのだ。
鳥の被害では枝が折れないし、ハクビシンであればどこかに体毛を残してあり、
またどんぶりをひっくり返したような糞を残していくが、それも見当たらない。
昼間でもネットの中に入って、堂々と盗難をしていても、他人の目には盗難者とは気づかないし、
わたしの家族が収穫していると考えて不自然には思わないだろう。
対策はただ一つ。
畑にある小屋に24時間張り込んで、ネットに近づく不審者を見張る方法しかない。
かっては警察に相談したが、『近くの見回りの回数を増やして、気にしておきます。』というもの。
その現場での現行犯を捕まえるしか方法が無いという。
この畑では、人通りが少ないので、野菜や果実の被害に多くあっている。
昨年は完熟したキウイフルーツを一つ残さず盗まれたし、畑に植えておいたブロッコリーの苗を、
苗ごと引き抜かれるということもあったし、木の下のミョウガを盗まれるということもあった。
観光地化した黒川の里山を訪ねてくる知識のある人たちは、歩いているときに、
野菜や果樹の場所や人通りなどを事前観察し、業に及ぶのではないかと考えている。
本当に腹立たしい!