今から70年以上の昔、管理人が小学生低学年だった頃のことです。
専業農家の我が家の父は、雨が降って農作業ができないときにする仕事がありました。
軒先の小屋には稲わらを使って作る「なわ」綯い機を使って「なわ」を編む仕事や、
「むしろ」を編む機械を使って「むしろ」を作っていました。
また土間にむしろを敷き、そこで農作業用の「わらじ」を作る仕事もありました。
「わらじ」は、「わらぞうり」のことで、収穫を終えた稲わらを使って、手作りです。
雨で濡れた坂道や田んぼの土手は滑るので、わらを使って作った「わらじ」は滑らず重宝する履物でした。
幼い管理人は、父の「わらじ」作りを見て、自分用の「わらじ」を作って履いて遊んだものです。
「わらぞうりつくり」の資料が 今は廃館になった「細山郷土資料館」があったので ここに紹介します。