麻生区はるひ野・若葉台･黒川の生活事典:初めてのアメリカ出張の想い出

2022年02月16日

飛行機300 確か30歳の主任の時、アメリカ出張の話が舞い込みましだ。

役員室に呼ばれて「今回、アメリカに新製品の拡販のため　行かれるか？

工場では50代の部長を考えているが　年寄りよりも将来性のある若い君を考えている」と問われ、

即、「行きます。任せてください」と即答して　出張の許可が下りました。

すかさず直属の上司である課長の所へ行き

「初めてのアメリカ出張で　失敗は許されない。万全を期して準備をしたい。」

「アメリカとの時差があり、アメリカ到着後のビジネスで寝ぼけ眼ではまずいので、

途中のハワイで時差ボケを解消するために二泊したい。」と　申し出たところ　

しばらく考えていた課長は「分かった！」と了解してくれました。

ＵＳＡ250 初めてのアメリカ出張で　会社はJALビジネスの切符を手配してくれました。

わたしはこの出張について　JALの副機長をしていた友人に

「アメリカまではJALビジネスで行き、途中のハワイで二泊する」ことを話しました。

数日後、日航の副機長をしている友人から電話があり、

「席はビジネスからファーストに変更した。またハワイでのホテルは　

日航のクルーが止まっているプリンセスカイウラニホテルのセミスイートを予約しておいた」と連絡がありました。

韓国や中国への出張ではエコノミー席でしたが　生まれて初めて　

日航のファーストクラスで快適にハワイへ向かいました。

ハワイのホテル「プリンセスカイウラニホテル」は　ワイキキビーチに近い高級ホテルで　

部屋はゲストルーム・寝室・キッチンなどが揃った１８階の角部屋でした。

出張で会社の経費でハワイに来ているにも関わらず、やることが無いので　

部屋で海水パンツに着替えて　ワイキキビーチに直行して　憧れの海水浴を楽しみました。

このホテルの支払いは　一泊あたり　わずか１８ドルでした。

食事はハワイのマクドナルドで済ませました。

なにせ英語で注文しなければならず「オレンジジュース、プリーズ！」と注文しても、

店員は何かわたしに言ってきて受けてくれません。

要は　ジュースのサイズを聞いていることが分かりました。

ニューヨークに到着した朝には　そのまま現地法人へ直行。

そしてアメリカ人が働く現地職員を前にしての朝礼で　壇上にあがらさせられ　

自己紹介と今回の出張目的を英語で行うことになりました。

冷や汗そのもので　何とか済ますことができました。

翌日からアメリカ人のセールスマンと二人で　主要顧客廻りを行いましたが、

顧客の前でセールスマンはわたしを紹介するのみで　商品説明には一言もしゃべらないため　

わたしは片言の英語で説明する羽目でした。

しかし商品は専門性が高いため　実物を前にテクニカルタームを並べて説明すると　

意思疎通ができると感じました。

この出張を初めとして　国内のみならず海外も管理する本社の職場で働いていたわたしは、

多くの海外出張を経験させていただきました。

Posted by tomato1111 at 08:35│俸給生活時代の思い出

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