懐かしい言葉を日本経済新聞(12月12日朝刊)で見つけた。
「アナログ計算機」という言葉。
今から50年くらいまえに 世界中で科学計算に使われていた計算機。
管理人は会社に入社し本社技術部で担当したのが、アナログ計算機の営業技術。
当時の製品市場占有率が70%を超えたユニークな製品で 大学・国や企業の研究所等へ納入していた。
何しろ計算速度が速く、殆どリアルタイムで結果が出るが 精度は3-4桁程度と言う計算機。
例えば当時の航空宇宙研究所では、ロケットの軌道計算に使われていた。
当時は今のデジタル計算機の黎明期で 速度が遅いためロケットのスピードに追い付かないため
アナログ計算機の速度で良しとしていた。
厳密にはアナログ計算機の速度と デジタル計算機の正確さを活かしたハイブリッド計算機で処理をしていたが。
今はデジタル計算機からコンピューターと呼ばれ、超高速・超高精度の計算ができるものが登場したので
アナログ計算機は姿を消してしまった。