2021年06月16日

特異な経験・・・昔のリビアにて

祈り400現役時代のある時期 
国内の景気が悪く売上・利益が思うように上がらなかった時のこと。

有り余る石油資源で潤っている国だが 
自由主義の国から見ると異端児されているリビアでのビジネスを思いつき行動を起こした。

リビアの第二の都市 地中海に面したベンガジにある空軍基地の
セキュリティシステムを売り込もうと考えた次第。

リビアの首都はトリポリだが ここは万全のシステムが
稼働していたのでベンガジにある基地に狙いを定めた。

当時のリビアへの入国は 観光という産業がない国なので入国に際しては 
国が発行したリビアのわたし宛の招聘状がなければならない。

あらゆる手を尽くして リビア本国からの招聘状が発行され日本のリビア大使館で受け取った。


日本から日本航空でイタリアのミラノへ飛び、そこから小型のリビア航空の飛行機に乗り換えて 
リビア・ベンガジ国際空港へ到着。

アフリカに位置し地中海に面したリビア・ベンガジの土を踏んだ。

そこで待ち受けていたのは軍の小型ジープ。

名前を確認され 本人であると判るとジープに乗れという。

リビアの税関などの国際的な入国手続きは一切行われず、そのままジープは空港を離れ 
ベンガジ湾に面した国有ホテルに連れていかれ そこに宿泊することになった。

外国に入国して 入国手続きを経ないで直接 市内へ移動するという経験は 初めてだった。

 

商談は日本のように思うようには 捗らない。

相手と日時を約束しても それが守られないのだ。

理由をただすとアラブの言葉「インシュアラー」だというのだ。

これはアラブの神の意志で 突然に別の要件が入ったために 変更せざるを得なかったと言うのだ。

これを理解して辛抱強く 時が来るのをひたすら 待たなければならない。

会社に届けてある出張期間は過ぎていき、帰国便の飛行機の変更もせざるを得ない。

イスラム教徒は1日に5礼拝をする義務神様に感謝を表して瞑想する風習があり
これに合わせて街中のラウドスピーカーから男性が祈る音声が流される。

これをひたすら聞いて時間をつぶしました。

 

リビアのエージェントの家庭に招待され 部屋で寛いでいたときのこと。

わたしに 少しの間 部屋を離れ別の部屋に移動して欲しいと言われた。

理由はエージェントの奥様が わたしのいた部屋を通過して別の部屋に移動するためだった。

リビアの女性は 子どもを除き 
チャドルという体の皮膚を覆う黒い服装に身を包み目だけを出しているのが普通。

異国人のわたしの目に エージェントの女性を隠すという意味があって
部屋の移動を求められたという次第だった。

 


Posted by tomato1111 at 00:00