管理人は10数年前に 狭心症に襲われたことがあります。
心臓に行っている静脈に動脈硬化で血栓ができ 心臓への血液の流れが阻害される病気です
(完全に阻害されると心筋梗塞で 命に係わる恐ろしい重大な病気です。)
その日の夕方、車で焼肉店へ行って焼肉を楽しみ 会計で支払いを行おうとした時です。
突然、今までに経験したことがない強烈な胸の痛みを感じると同時に 流れるような汗が顔から噴き出して
立っていることができず その場で膝間づいてしまいました。
しばらく痛みをこらえていると 10分も経たないうちに その痛みが消え去るではありませんか!
隣にいた妻はこの症状を見ていて これは心臓の病気で狭心症の疑いがあるのですぐ病院へ行こうとなりました。
切り傷のような症状ではないので 総合病院で診てもらおうと 近くの大学病院附属病院の夜間外来へ
妻の運転で行き診察を受けました。
その時の医師の診断は 胃の痛みだろうから痛み止めの薬を出すのでそれを服用するようにということでした。
帰宅した管理人は医師の診断に納得せず、パソコンで翌日の午前中に外来診療がある循環器科の病院を検索したところ
稲城病院がヒット。
翌朝、管理人は一人でランクルを運転して稲城病院へ行き、循環器科の先生の診察を受けたら、
これは狭心症であり即入院して精密検査と処置をするということになりました。
入院の準備がない中、診察が終わると直ぐにナーススーテーション隣の部屋に連れていかれて
有無を言わせずにズボンを脱がされ 陰部の周囲を若い女性看護師にカミソリでそられました。
これは股の血管から光ファイバーケーブルを挿入し心臓血管の状況を目で確認するための準備でした。
そのまま処置が終わって10日間入院し退院することができました。
わたしがこの病にかかって得た知識は強烈な痛みに襲われた後
10数分で痛みが完全に消えて何もなかったかのようになることです。
今回は幸いなことに 妻が心臓病を疑ったために翌日の循環器科の先生に診察を受け
適切な処置を受けることができたのです。
心筋梗塞・狭心症の激しい痛みが長続きせずに回復するケースのあることが 病気の判断を誤る原因です。
重篤な病気の前触れであるということに気づかず、痛みが取れたので心配することはないと素人判断することです。
また今回のわたしの場合は、大学病院附属病院の夜間外来の診断が心臓病でなく胃の不調という誤診がありました。
夜間担当医師の専門外の患者だったのかもしれませんが この医師の診断結果を盲信して胃薬を飲み続けたら
症状の悪化が進んで命取りになったかもしれません。
1月6日(水)のNHK番組 『ためしてガッテン もしもの時あなたの命を守る健康SP』で、
心筋梗塞の心構え、対応についてオンエアしていました。






