2020年12月25日

北陸能登の魚醤:いしり・いしる

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今まで北陸・奥能登には観光で行く機会が多くあり、
また北陸へ出張の際には現地の社員に頼み車で輪島の朝市や和倉温泉にもたびたび足を運んでいました。

その時に現地の土産として「いしり」や「いしる」を小瓶で買ってきて、自宅での料理に使って楽しんでいました。
とても癖のある調味料で初めての人には若干の魚臭さが気になり嫌われることが多いですが、
一度その味になじむと手放せない調味料となります。

コロナ禍で自宅でチマチマと料理をして時間つぶしをしている管理人は、
ひょんなことから「いしり」を想い出し、石川県能登町からのふるさと納税の返礼品としてゲットしました。

僅か1万円の金額で「いしり」が500ml 3本、「いしる」も500mlが3本の計6本、併せて3Lという大量が届きました。

(一般に500mlで1,500円するので、6本では9,000円の価値、
今回の商品は能登町の返礼品であるからして 商品は間違いがないと確信)


いしり」の原料はスルメイカの内蔵(肝臓)に18%位の食塩を加え、時々拡販をしながら約1−3年間、
桶の中で自然熟成・発酵させて作られます。

いしる」は輪島港近辺でイワシやサバを丸ごと20%位の食塩を加えて同じ方法で熟成・発酵させて作られます。

(「いしり物語」という本によれば、「いか汁」⇒「いしる」⇒「いしり」という語源説もあるそうです。)


わたしは「いしり」を醤油代わりに使います。

鍋に生うどんと水を入れ、ほんの少しの「いしり」を入れて火を通せば、おいしい味のついたうどんが出来上がり、
高齢者のわたしには大変なご馳走に変身します。

また野菜鍋の調味料に「いしり」を使った 能登いしり鍋は、癖になるおいしい鍋です。

いしり」を水で薄めてキュウリや大根をつける「いしり漬け」も捨てがたい味です。

人によっては刺身のつけ醤油に使います。


最近は北陸に行く用事がなかったので、今回の返礼品は台所に常備して大事に使います。
(常温保存で 3年間の賞味期限)

いしる800















































































いしり1600



























































いしり2600








Posted by tomato1111 at 00:00