2019年08月14日

岐阜県 郡上八幡(ぐじょうはちまん)の「郡上おどり」

0郡上タイトル300柿生周辺の踊り愛好のご婦人方に交じって、88()-9()の一泊二日にわたり 
岐阜県郡上市八幡で行われている「郡上(ぐじょう)おどり」に妻と行ってきました。


郡上おどりは
日本三大盆踊り、日本三大民謡踊り(阿波踊り、花笠踊り、郡上踊りのひとつで 
岐阜県 郡上八幡(ぐじょうはちまん)で 先祖代々四百年に亘り 歌い継がれてきた10種類の民謡にあわせて踊る盆おどりです。
  (10曲全部が国の重要無形民俗文化財に指定)

特徴は 7月の中旬から9月の初めまで ほぼ連日にわたり
郡上町内の会場を順に巡り開催されることで、雨でも実行されます
特に裏盆会(うらぼんえ)の813日から16日の4日間は 全国の盆踊りファンが憧れる 
徹夜おどりで午後の8時から翌朝の45時まで踊り明かされます。
多くの祭りのような「観る」踊りではなく、「参加する」踊りであり、年齢・性別・国籍・経験関係なく
誰でも踊りたいと思った時に飛び込んで 踊りの輪に加わることが出来ることで人気です。


明るいうちに 郡上おどりの知識を得るために 「郡上八幡博覧館」へ。

ここで郡上おどりの歴史などを学ぶと同時に、
代表的なおどり「かわさき」と「春駒」のモデル演舞をを見た後 練習を行いました。
0踊り500



<おどり10曲:
 かわさき、春駒、三百、ヤッチク、古調かわさき、
 げんげんばらばら、猫の子、さわぎ、甚句、まつさか

   (10曲全部が国の重要無形民俗文化財に指定)












郡上おどりは 夜の8時からスタート
0郡上踊り800































 (参考:日本経済新聞 令和元年8月14日(水) 朝刊記事から転載)
0郡上おどり日経r1.8.14














































0踊り801
























踊り手の中には 明らかに外人と思われる若い女性が浴衣姿で 輪に加わっており 国際色が豊かな祭りです
0踊り800


























ステージ上の謡と演奏は 休みなしの生演奏

0かわさき601




















踊りに かわさき があり親しみを感じました。

かわさきの由来は 天正年間(1580年代)に伊勢古市の川崎音頭が郡上の地にもたらされその起源となり ました。
農耕の所作が踊り化されたもので歌詞にも作業歌が残されており、民俗資料としての価値が高いことから
国の重要無形文化財に指定されています。


0おどり600




















会場では下駄をはいた踊り子が 曲に合わせてステップを踏むため 下駄の音が響き渡り独特の雰囲気を出しています。
激しく下駄でステップを踏むため 一般の軽い桐の木の下駄は摩耗が激しいので ここでは檜材(ひのき)を使った下駄が愛用されています。
檜の下駄でも 一夏 履いて踊ると 下駄は歯がなくなりスリッパのようにすり減ってしまうそうです。

0郡上踊り650






















0踊り900
















柿生周辺の踊り愛好のご婦人方は ここ数年 郡上おどりに参加されており、あの雰囲気を経験すると

脚のもつれが気になる高齢の管理人でさえ 来年も踊りたいという欲求が湧いてくるから不思議です

踊り日程600