2019年04月28日

「蝶々夫人」藤原歌劇団・アルテリッカしんゆり

藤原歌劇団 蝶々夫人 2014年450
今年のゴールデンウイークは、素晴らしい幕開けだった。

4月27日(土)新百合ヶ丘で開催された アルテリッカしんゆりオープニング公演 藤原歌劇団「蝶々夫人」
を昭和音楽大学 テアトロ・ジーリオ・ショウワ(歌劇場)でゆったりと観劇したことです。

藤原歌劇団の得意とする「蝶々夫人」、日本人が演じる日本をテーマにしたオペラは、
作品に感情移入することが容易で理解しやすい。

管理人はヨーロッパ駐在中に現地人が演じる「蝶々夫人」を観劇したことがあるが、舞台の設えが可笑しく、
歌手の和服着装も変であり 日本人のメンタリティを十分理解していないためそれが気になってしまった。


イタリアの作曲家プッチーニの作品で 今から115年前に初演したオペラは今でも世界中のどこかで 
今この時も演じられているという名作。

新百合ヶ丘にある昭和音楽大学の馬蹄形をしたヨーロッパスタイルの劇場で演じられた、19世紀の長崎を舞台にした作品で
今まで見てきた各多くのオペラの中でも 最も秀逸な歌劇だったと感激している。


ステージの舞台装置は 昭和音楽大学の下八川理事長によれば40年前に藤原歌劇団で使われていたものを
今もそのまま使っているとのことが、美的に素晴らしく目を引き付ける。

歌劇は総合芸術、数十人の管弦楽団が曲を奏で、ステージではストーリーにあった衣装を身に着けた歌手が 
マイクを使わず肉声で歌い贅沢そのものです。

今回の「蝶々夫人」もステージ上には40人近い歌手が一度に演技をする場面があり、管弦楽団、照明や音楽担当を
含めると100人近いスタッフが 観客のわたしにサービスをしているという贅沢なもの。

「蝶々夫人」と言えば、『ある晴れた日に』のメロディーが浮かぶが、それ以外に『宮さん、宮さん』『お江戸日本橋』『君が代
などの和旋律がはめ込まれていて日本人の感性を目覚めさせる。

今回の藤原歌劇団の「蝶々夫人」は、藤原歌劇団の今年のシーズンのこけら落とし公演。

6月には日生劇場でイタリアの作曲家ドニゼッティの「愛の妙薬」と続きます。

黒川のやまざるが 多摩川を渡らずに新百合ヶ丘で日本を代表する藤原歌劇団のオペラを鑑賞できる夢のような環境に 麻生区があります。

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藤原歌劇団 総監督 折江忠道氏の 作品に関する言葉

       (パンフレット・資料から転載)
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オープニングパーティでの写真

  (左からピンカートン:笛田博昭、蝶々夫人:小林厚子、総監督:折江忠道、楽団指揮者:鈴木恵里奈)
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