齢をとると物忘れが激しい。
名前が出てこない、数か月も頭の片隅で名前を思い出そうと働くが 出てこない。
採り入れが済んだ田んぼには、稲を刈り取った稲株が残される。
その稲株から 新しい緑の芽が出てくる。
その芽の名前が知りたいが 思い出せないのだ。
7−8年前に先輩の専業農家の方に 教えていただいたが忘れているのだ。
再び先輩に聞いたが お互いに齢をとり思い出せないという。
だがわたしの頭の片隅に かすかなヒントがチラチラとしている。
深夜にヒントを手掛かりに 広辞苑で調べたら 図星で合っていた。
それは『ひつじ』。


