2018年12月12日

劇団民藝「グレイクリスマス」を観劇して

0グレイクリスマス パンフレット250日本橋三越本店・三越劇場で12月7日(金)から19日(水)まで開演されている劇団民藝12月公演『グレイクリスマスを12月11日(火)に鑑賞しました。
年末の恒例行事になっている劇団民藝の公演を、荘厳でクラシックな三越劇場で観劇することは、わたしの喜びです。

作品は旧伯爵家を舞台に1945年から朝鮮戦争が起きた1950年までの5年間、華族や庶民、アメリカ人・日系アメリカ人・朝鮮人などの
色々な人種が繰り出す敗戦後のドラマで 管理人やまざるが生まれた時代のことであり、懐かしさが同居していました。
舞台が五条伯爵家の別館という設定。
三越劇場は 劇場そのものが伯爵家という舞台設定にふさわしい雰囲気であり、更にステージ上のセッテングも
それにふさわしい豪奢な造りで、作品にピッタリでした。

客演の岡本健一が演じる朝鮮人闇屋・権藤役は、出色の活躍でステージの進行に大きな華を咲かせており、
また五條伯爵の後妻役・華子を演じた中地美佐子が別館の外では雪が降る中で 日本国憲法を読み上げる最後のシーンが とても印象的でした。
いつも素晴らしいテーマの作品を公演する劇団民藝ですが、今回の作品は最初から最後まで目が離せない作品でした。

 (左:公式パンフレット)
 (参考:劇団民藝 索引
 (参考:『グレイクリスマス  』の概要


左から、中地美佐子、塩田泰久
グレイ1801N


























左から、みやざこ夏穂、吉田陽子、本廣真吾、中地美佐子、神敏将
グレイ2800N


























左から、中地美佐子、神保有輝美
グレイ1800N


























左から、平野尚、本廣真吾、境賢一、岡山甫、飯野遠、神保有輝美
グレイ4800





















左から、中地美佐子、千葉茂則
グレイ3700










































朝日新聞 平成30年12月6日の記事から 転載


グレイクリスマス1000


































三越本店5階にある花屋さんの店頭



0三越生花1800

























0三越生花2600