巨大なダムと水力発電所を見学する機会がありました。
諏訪湖に端を発し、南アルプスと中央アルプスに挟まれて 213kmを流れ下って遠州灘にそそぐ天竜川。
天竜川に沿って5つのダムと 9つの水力発電所を電源開発が管理・運用しています。
今回はその中の佐久間ダムと秋葉ダムを見学する機会がありました。
今から62年前の昭和31年(1956年)建設された巨大な佐久間ダムは 浜名湖と同量の水を貯えており、
その水圧を コンクリートの重さで水を堰き止めるコンクリート重圧式とのこと。
しかも62年前に わずか3年でダムを完成させたとのことで、日本の素晴らしい底力に敬服します。
工事では96名の尊い命が失われたことを忘れてはなりません。
黒川の隣の真光寺にある電源開発西東京変電所には、この佐久間ダムで発電した電気が
超高圧送電線(275,000ボルト50ヘルツ)で延々と結ばれて届き、
変電されて東京電力に売電されて ひと時も休まず私達の需要家に届けられています。