かって西ドイツに駐在していたときのこと。
ドイツ人の営業マンと地方の特約店を訪ね、小綺麗なペンションで地元の生ビールを飲みながら談笑していた。
彼はわたしに向かって『「メット」を食べないか?』と聞いてきた。
初耳だったのでよく聞くと サンドイッチの具材に生の豚ひき肉を使った料理とのこと。
厳格なドイツでのこと。
安全面も信頼し、ビールのつまみに食べたが 口当たりがよく とても美味しかったことを記憶している。
駐在中に、そうたびたび食べなかったが、朝日新聞5月28日(月)の夕刊に「生で食べるをたどって5」という特集記事に出会ったので 懐かしい思い出がよみがえった。