はるひ野町内をウォーキングしていて、珍しい花が咲いているのに 目がいった。
桐(きり)の木の大木に、大ぶりの紫色の花をつけて春を謳歌していた。
子どもの頃、今は亡き父が畑の中に5−6本の桐の木を植えていた。
昔からの言い伝えで 娘が嫁に行くときに持たせる「桐のタンス」の材料・素材となることを念じて植えたものだった。
素人が植えた桐の木は、手入れが行き届かないので、木の中に空洞ができたり、虫に食われたりと初期の目的に沿えず、
ある時にすべての桐の木を伐採したことを思い出した。
それにしてもあれほどの桐の木の大木が、はるひ野の街中で紫色の花を咲かせている生命力に、自然の力を感じた。