南信州高森町をある研修で訪れました。
去る11月25日の しんゆりマルシェに はるばる高森町からブースを持ち、町の特産品を展示即売し観光をPRしましたが、
わたし達は数日遅れた29日30日と一泊二日で高森町を訪れました。
高森町と言えば干し柿の全国ブランド「市田柿」の発祥の地であり、また理想的な死を迎えるための お地蔵様「ピンピンコロリ地蔵」が有名です。
最近はNHKの大河ドラマ「おんな城主 直虎」のいいなずけ 亀之丞(井伊直親)が青少年時代の12年余を高森町にある「松源寺」で過ごし、
育んだ町としても名を知られています。
管理人はJAの果樹部員として高森町にある「長野県南信濃農業試験場」を平成26年に訪れたのを皮切りに、麻生観光協会理事・ホームページ部長として
同町で開催される「高森町まるごと収穫祭」に3年連続して参加しており、今回の研修で5回目の訪問となった親しい街です。
雨にけぶる天台宗 瑠璃寺境内、右端に「ピンピンコロリ地蔵」が安置されている
(ピンピンコロリとは、病気に苦しむことなく、元気に長生きし、病まずにコロリと死のう という意味の標語。略してPPKとも言う)
高森町まで行って頻繁にピンピンコロリ地蔵参拝することができないので、明日のPPKの再来を願い 友人の分までのたくさんのお守りを購入する人がいました。
NHKの大河ドラマ「おんな城主 直虎」のいいなずけ 亀之丞が青年時代12年間を過ごした禅寺 松源寺を訪ねた
臨済宗の松源寺
松源寺境内にある鐘楼の鐘と市田柿すだれ (撮影:管理人、スマホiPhone X使用)
松源寺本堂での拝観を終えて境内に出たところ、地元の方が生の禅寺丸柿を持ってわたし達を待っていました。
遠く離れた南信州・高森町で、麻生区の特産物である禅寺丸柿を食べやすいように皮をむき切り分けられたものを わたし達に差し出しているのでした。
聞くところによれば地元の方の3代前の先祖が 今の川崎・王禅寺(当時は武蔵野国?)に甘い柿があることを知って
当地へ来られて苗木を高森町へ持っていき 育てて今に至っているというのです。
その方曰く、禅寺丸柿の原木から分けてもらった正統の木だという。
間違いなく禅寺丸柿の実を高森町で味わい、それが今から数十年前に高森町と麻生区で交流があったことを知り驚きました。
市田柿の発祥の地 高森町
市田柿生産現場…藤木農園のハウス内で干されている柿
水口農園でのリンゴ狩り (リンゴはサンフジ)
高森町歴史民俗資料館「時の駅」
館内の展示物 一例
(所狭しと貴重な歴史的遺物が整然と展示されており、高森町の民度の高さ に敬意を表す)
信州たかもり温泉 湯ヶ洞(ゆがほら)に宿泊
湯が洞のホームページからの引用
高森町の高台にある
信州たかもり温泉 湯ヶ洞からの南アルプスの展望解説
新鮮な地のものをふんだんに使った夕食の膳
(直径10cmもあろうかと思う大きな鯉の甘煮(うま煮)が右蓋物の下にあり、絶品だった)
土産に伊那地方でなければ手に入らない ざざ虫の佃煮を購入(単価1480円と高額)
ざざむしの佃煮(ざざむしのつくだに)は、河川の中流域に生息するざざむしと総称される水生昆虫を、
醤油・砂糖で煮た長野県伊那市などの郷土料理。
駒ヶ根SAでも ざざ虫の入荷がまれで 貴重品とのこと
Posted by tomato1111 at 00:30│
忙中閑