今年の9連休は、充実した日々でした。
毎日が日曜日の爺にとって定年後の連休は特に感慨がないが、世間が騒いでいるので、何故か爺も浮足立ってしまう。
最後の連休となった5月7日(日)は、川崎・しんゆり芸術祭2017のフィナーレ公演
「東京交響楽団〜大友直人と小川典子が贈るロシア音楽の旅〜」を昭和音楽大学テアトロ・ジーリオ・ショウワでたっぷりと堪能しました。
あの広いテアトロ・ジーリオ・ショウワが満席の中、力強いロシア音楽が目の前で展開する迫力に圧倒されました。
第一部は、歌劇「ルスランとリュドミラ」、チャイコフスキー/ピアノ協奏曲第一番ホ短調
第二部は、ムソルグスキー/組曲「展覧会の絵」
アンコールは、チャイコフスキー/くるみ割り人形
人によっては、『自分のステレオセットは目の前で演奏しているように聞こえて最高であり、劇場で聞くよりも良い』と言う。
電気的に作られた音を聞くのと、ホールで目の前で数十人の楽団員が指揮者の指示で一糸乱れぬ演奏を聴くのとは大きな違いがあります。
増してや一般的なホールではなく、音響的に設計・製作されたオペラホール 昭和音楽大学テアトロ・ジーリオ・ショウワで聞くオーケストラは言葉で表現できないくらい素晴らしい。
テアトロ・ジーリオ・ショウワ
美しく自然な音響、そして舞台と客席との一体感を何よりも優先して設計された劇場
ヨーロッパのオペラ劇場が最も輝いていた時代の伝統を継承した、
国内ではめずらしい馬蹄形客席の本格的な劇場
座席数:1367
招待を受けて劇場で受け取ったチケットは、1階S席16列20番と言うVIP席。
そこは劇場では最高の席で、真っすぐ目の前は指揮者の指揮台、左隣は川崎市長の福田氏でした。
ピアノ協奏曲の演奏者 小川典子さんのピアノを演奏する表情・激しく動く両手がはっきりと見える席でした。
開演25分前に自席から撮影したステージ。(中央であることが分かる)今年の連休中の川崎・しんゆり芸術祭2017で楽しんだプログラムは、
4月29日(土)オープニング公演 藤原歌劇団公演「セビリャの理髪師」(昭和音楽大学テアトロ・ジーリオ・ショウワ)
5月1日(月) 劇団民藝「アンネの日記」(川崎市アートセンター)
5月3日(水) 能と狂言 人間国宝の競演〜友枝昭世と山本東次郎の至芸〜(麻生市民館)
5月4日(木) アルテリッカ演芸座 近未来名人寄席(ゲスト:林家木久扇)(新百合21ホール)
5月7日(日) フィナーレ公演「東京交響楽団〜大友直人と小川典子が贈るロシア音楽の旅〜」(昭和音楽大学テアトロ・ジーリオ・ショウワ)
テレビやラジオではない、目の前で展開する一流のプログラムは 贅沢この上ないもので爺にとっては、最高の休日でした。
若し来年もこの世に存在していたら、10回目を迎える「川崎・しんゆり芸術祭(アルテリッカしんゆり)」を楽しませていただきたいと考えています。
Posted by tomato1111 at 00:00│
しんゆり芸術祭2017