2017年04月25日

子ども夢パーク…子どもの権利と居場所

イラスト250昨年の秋に川崎市教育委員会主催の会議が、南武線津田山駅近くにある「川崎市子ども夢パーク」で開催され、
そこで夢パーク所長の西野博之氏の講演を受講しました。
全国に先駆けて制定された「川崎市子どもの権利条例」に関与された西野氏の目が覚めるような講演に感動し、
今回は仲間を誘って3月29日に改めてお話を伺う機会を設けました。
条例を具現化した子どもの居場所「川崎市子ども夢パーク」の所長として、また不登校の子どもたちを受け入れる
公設民営「フリースペースえんを運営している「NPO法人フリースペースたまりば」の理事長でもあられます。

子どもを一人の人間として尊重し、子どもの権利を守り、子どもが自分らしく生きていくことを支えるために作られた「川崎市子どもの権利条例」。
この条例を具現化してできた施設が「川崎市子ども夢パーク」です。
長年にわたって子どもたちの視線で子どもたちを見つめてきた西野氏の具体的な話には、
自分が常識と考えていたことが大人の都合による勝手な考え方だったと気づかせられることが多くありました。


子どもの失敗に先回りして、トラブルを未然に防止する親。
子どもには 出来ないよりは出来た方が良い、勉強もスポーツも。
そのような親の一方的な考えで、子どもがやりたくないことをやらされる。
それは結果として、子どもにストレスを与え、溜めていくことになります。

 

自分の子育てはこのままでよいのだろうか?
正しい親になりたいという 親の都合で、親の見栄のために 子どもにストレスを与えていないだろうか?

 

子どものストレスから解放される場所としての、居場所、子どもの自由な遊び、活動がどんどん膨らむ場所が必要。
川崎市子ども夢パーク」の中心に、子どもたちが屋外で過ごす居場所として「プレーパーク」があります。
ここは、
  ケガと弁当は自分持ち、「〜禁止」のない遊び場
  「自分の責任で自由に遊ぶ」を合言葉に、自分の限界にも挑戦できる。
  ときどきケガもするけれど、だから身につくこともある。
  たき火や穴掘り、工作やどろ遊び

成功も失敗も、すべてが その子自身の宝物なのです。


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今回もプレーパークで小学生の女の子が、土の上で組まれた石組みの中で、木片に火をつけて、それを火力とし その上にフライパンをおいて持参したベーコンと豚肉を焼いていました。
屋外での捨てられた木材を使って燃料とし、自分で火を起こし、大人に指図されずに好きなようにフライパン調理をしていました。
室内で栓をひねればガスに火が付き、そこで調理するのとは、大違いです。
考え、工夫しながらの屋外調理です。

0ベーコンを焼く女の子



















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夢パーク3000

































壁面一杯に描かれた自由な発想と色使いの壁絵。

  「フリースペースえん」の入口に描かれている
0フリースペースえん 入口




















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