前庭に家族が食べるための特徴のあるミカン苗を数種類 植えており、秋から冬にかけて自家製ミカンをその異なる収穫時期に合わせて食べている。
ミカンも柿と同じように 収穫するまでに年限を要する果樹。
最近、気になっていたミカン「せとか」の苗を発注した。
ミカンの大トロと称されている人気のミカンが「せとか」。
発注したのは接木苗の2年物。
まだか まだかと着荷するのを心待ちにして、植えつける場所も確保し、地中には当面の肥料も混ぜ込んで待っていた。
本当に欲しいミカンの苗木は、愛媛県の特産ブランドで県外への苗木販売が禁止されている「媛マドンナ(ヒメマドンナ)」。
1個1000円近い高値で高級フルーツ店で売られている最高級品だが、神奈川県人では手に入らぬので「せとか」に代わってもらう。
孫の成長に伴い、自家製ミカンを食べてもらいたいという爺の気持ちがあるのだ。
「せとか」とは (旬の食材百科から引用)
●ミカン科ミカン属タンゴール類
せとかは長崎の果樹試験場で「清美」と「アンコール」をかけ合わせ、更に「マーコット」を交配して育成されたタンゴールで、2001年10月に品種登録されました。
タンゴールの中では大玉で、まだ生産数も少なく、果皮が薄く傷つきやすいことなどから、傷が無く、糖度が高い物は高級進物用として高額で取引されています。
農研機構によると、「せとか」名前の由来は育成地(長崎県口之津町)から望む地名(早崎瀬戸)、瀬戸内地方での栽培が期待されること及びこの品種のもつ良香にちなんでいるそうです。
●せとかの特徴
せとかの果実は200〜300g程で、タンゴールの中では比較的大きい方になります。
果皮は橙色から濃橙色、果面はなめらかで美しく、外皮も薄く浮き皮もなく張りがあります。
とても薄く、手で簡単にむけるものとじょうのう膜と一体になって剥きにくいものがあります。
果肉は非常にジューシーで甘く、オレンジのような濃厚な味が楽しめます。
また、じょうのう膜も薄く、柔らかで口の中に残りません。
農林水産省の登録品種データベースには以下の通り記載されています。
『果実の形は扁平、果形指数は大、果頂部の形は平坦、放射条溝及び凹環の有無は無、果梗部の形は切平面、放射条溝の多少は少である。
果心の充実度は中、大きさは小、果実の重さはやや重、果皮の色は濃橙、油胞の大きさは大小混合、密度は疎、凹凸は凸、果面の粗滑はやや滑、
果皮の厚さは極薄、果皮歩合は極小、剥皮の難易はやや易である。
じょうのう膜の硬さは軟、さじょうの形及び大きさは中、色は濃橙である。
果汁の多少は多、甘味は高、酸味及び香気の多少は中、種子数は少、胚の数は多胚である。発芽期及び開花期はやや晩、成熟期はやや早で育成地においては2月上旬〜2月下旬である。
隔年結果性は中、浮き皮果の発生及び裂果の発生は無、貯蔵性は中である。』
(下記は のま果樹園のホームページから転載)
Posted by tomato1111 at 00:00│
ぐうたら百姓の野良仕事