穏やかな秋の一日。
ぐうたら百姓の管理人は 量販店で購入した玉ねぎの苗200本を畑に定植した。
老妻との二人暮らしでは、200個の玉ねぎが収穫できれば消費できない量であり、販売するのではないので 充分だ。
畑の玉ねぎを植える場所には、化成肥料と完熟堆肥を播き、土に混ぜ合わせて平(たいら)に均(なら)したあとに、
玉ねぎ用黒の穴あきマルチ(昨年使用した古い物の再利用)を敷き、穴あきマルチの穴に一本づつ、手で植え付けていった。
植え付けられた苗は、黒川の土地で、黒川の気候に従って冬を越し、春を迎え、来年の6月に収穫を迎えることになる。
玉ねぎは種まきから収穫まで、9か月という長い期間を要し、その間は畑を占有することになる。