2016年04月20日

「二人だけの芝居」を観劇…劇団民藝

二人だけの芝居280419250池袋駅西口近くにある東京芸術劇場で公演されている劇団民藝の4月作品『二人だけの芝居を4月19日に観劇しました。
今回の作品は、出演者がタイトル通り二人のみ、劇団民藝の奈良岡朋子さんと岡本健一さんだけで構成されているユニークな作品でした。
劇場も東京芸術劇場シアターウエストという民藝の黒川稽古場のような雰囲気のこじんまりした劇場で、役者と観客の距離が近く、
自分のためにステージで演じているような錯覚を起こす雰囲気の良いところでした。
  (左:公式パンフレット) (参考:劇団民藝 索引

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ストーリーは劇団を率いる座付き作家兼俳優のフェリース(岡本健一さん)スター女優の姉クレア(奈良岡朋子さん)が、作品の中の劇場で二人芝居を演じるシーン。

ストーリーの進行過程で、クレア(奈良岡朋子さん)が『セリフを忘れてしまった!』というシーンが何回かありましたが、観客のわたしはこのセリフが、芝居の台本にあるセリフなのか、

本当にクレア(奈良岡朋子さん)が忘れてしまったために出たセリフなのかと一瞬迷いました。


観劇した19日は、東京芸術劇場で16回目の公演であり、しかも真冬から行われた稽古の積み重ねがあるので当然脚本にあるセリフなのでしょうが、見ているわたしは ドキッとしました。


後期高齢者にならんとする管理人のわたしは、奈良岡朋子さんのプロの凄さに驚きの連続です。

今回の作品でも最初から最後まで、90分にも及ぶ上演時間でストーリーの進行に合わせてセリフをしゃべるという記憶力と立ち居・振る舞いに 敬服の念を抱きます。
また東京公演は全18回、その間での休演日はたった1回のみで、ほぼ毎日舞台に立っています。
そして東京公演に引き続き、水戸芸術館、千葉・市川文化会館での公演と今月中の公演が決まっており、その体力・スタミナに驚くほかありません。

わたしの場合は前日の行動と何を食べたかさえ定かに覚えていないボケ爺です。
もし劇団民藝が定款に追加して 高齢者の若さを保つ秘訣とか記憶を保つレクチュアを行えば、すぐにでも参加したいと考えています。
体力もなく、畑でわずかな時間でも鍬を振るうだけで すぐに疲れてしまい、その疲れが数日も続くほどスタミナもありません。

gekijyou600





















東京芸術劇場1600

































東京芸術劇場2600