2016年02月26日

劇団民藝「集金旅行」…アルテリッカしんゆり

衆院旅行パンフレット_edited-1今年も劇団民藝のお芝居が、新百合ヶ丘の麻生市民館で5月5日(木・祝)に観劇できます。
作品名は「集金旅行」で、劇団民藝の芝居にとっては珍しく 観客に笑いを誘うパロディのような肩のこらない喜劇作品です。

荻窪にあるアパートの10号室に住む売れない小説家ヤブセマスオ氏を演じる
西川明氏のしぐさや風貌は、ピッタリと役にはまっており、最初から最後まで客を飽きさせません。
またアパートの7号室に住む中年女性コマツランコさんを演じる樫山文枝さんも、ピッタリと役にはまっておりベテラン女優の面目躍如というおもむきがあり、観ていて安心感が漂います。

是非、この機会に
劇団民藝の「集金旅行」をご観劇ください。
   *チケットセンター;044−955−3100
   *電話受付時間;9:30〜17:00
      または、http://www.artericca-shinyuri.com をご覧ください。


アパート再建のために、部屋代を踏み倒して夜逃げをした不心得者達の故郷をこの二人が巡り、滞納金を取り立てるというストーリー。

滞納金を取り立てるために廻った地方の街は、岩国・下関・福岡・尾道・福山。

それぞれの土地で登場する俳優は、作品の原作者 井伏鱒二が作品を現わした昭和11年ごろ(今から77年前)の各地の方言を脚本家 吉永仁郎が調査して、忠実に芝居の中で使ったという余談をパンフレットで知った。

俳優 西川 明氏、女優樫山文枝のプロの演技に、肩ひじを張っていない自然な演技力に注目したい。


民芸750