屋久島縦走登山初日。(一日中、快晴に恵まれた良い天気だった)
現地の天気予報を参考に、ガイドさんが登山ルートを当初の予定から変更し、逆ルートを選択。
夜が明けぬ早朝5時に民宿を出発し、専用バスで 白谷雲水峡(しらたにうんすいきょう)向かう。
白谷雲水峡から登山を開始し、橘川歩道でトロッコ軌道との合流点「橘川分れ」を目指して歩く。
途中には、一面苔(こけ)の世界「苔むす森」や展望台「太鼓岩」があり、屋久島の自然を楽しむ。
「橘川分れ」からトロッコ軌道をひたすら歩き、終点の「大株歩道」から本格的な登山でウイルソン株、大王杉、夫婦杉を経て、「縄文杉」へ。
縄文杉との対面を済ませ、今夜の宿営地 無人避難小屋の新高塚小屋へ向かい、そこに宿を取って一日を終えた。総歩数:17,393歩(タニタ活動量計)
<参考資料>屋久島山岳地図他資料 (←これをクリック)
夜が明けぬ早朝5時に、民宿を専用バスで出発
白谷雲水峡(しらたにうんすいきょう)へ向かう
真っ暗な白谷雲水峡登山口ここで早い朝食の弁当を食べて腹ごしらえをして出発
今日は、高度差880mを稼がねばならない
登山開始を前に(朝05:36に撮影)
ガイドさんからマムシ草の説明を聞く
「さつき吊橋」を渡る仲間たち
江戸時代に切られたという屋久杉の根を見る
太陽が射しこむ白谷雲水峡の森
年間降雨量9000mmという白谷雲水峡
鮮やかな苔が巨木 屋久杉の根回りを覆う
湿った白谷雲水峡の森道をひたすら歩く
映画「もののけ姫」の舞台のモデルになった世界を感じる森
白谷雲水峡の「苔むす森」
うっそうと生える木々と緑色の苔で覆われた おとぎの世界
「苔むす森」を過ぎて辻峠へ。
ここから勾配が最も厳しい登り道を詰めると「太鼓岩」へ
絶好の登山日和・快晴に恵まれた縦走登山初日の10月9日
「太鼓岩」から望む鹿児島の最高峰「宮之浦岳(1936m)」(右の山)
花崗岩の大岩でできた「太鼓岩」(標高1050m)でしばし寛ぐ仲間たち
遥かかなたに これから目指す宮之浦岳連峰を望む
今回の屋久島縦走登山でお世話になった方々
左: 世界的な登山ガイド 山田 淳(あつし)氏
中: 今回のツアー企画添乗員 杉原 逸平氏
右:現地の熱血ガイド 満園 純平(みつぞのじゅんぺい)氏
「太鼓岩」で寛ぐ 山田 淳氏
縄文杉見学登山のメイン道 荒川登山口から大株歩道入り口までのトロッコ軌道
そのトロッコ軌道への合流点「橘川分れ」(727m)を目指して、ひたすら橘川歩道を進む
トロッコ軌道を外れて、安房川へ下りしばし休憩
(この場所は、現地ガイドも知らない場所とのこと)
ひょっこりと姿をわたしたちの前に表す「ヤクシカ」の子供
「橘川分れ」から大株歩道入り口を目指して ただ ひたすらトロッコ軌道を歩いて高度をかせぐ
軌道の内側に 登山者のための木道が隙間なく引かれている
「三代杉」の根本
大株歩道入り口で 山の昼食(民宿で用意した弁当)
山田ガイドさんが 屋久島の清流の水を使ったドリップコーヒーを煎れてくれた。
大株歩道入り口の清潔な循環式水洗トイレ
(ここから縄文杉までは、トイレがない)
切り株がハート形で有名なウイルソン株
推定樹齢約2000年、胸高周囲13.8m、胸高直径4.2m、標高1030m
株内の空間は、約10畳の広さ
ついに念願かなって「縄文杉」にご対面!
屋久島島内 最大級の屋久杉で推定樹齢は7200年という説がある
放射性炭素を使った測定法での樹齢は、2170年とか。
内部は空洞なので、一般的に行われている年輪測定法は出来ない由
胸高周囲16.4m、樹高25.3m、標高1300m
「縄文杉」観覧デッキからの鑑賞
ハイシーズンは1000人からの人が押し掛けるそうだが、
わたしたちは午後2時に到着、この時間帯は日帰り登山者が皆無なので
わたし達のみの占有観覧となり、ゆったりと対面鑑賞ができました
「縄文杉」を背景に 仲間たちと記念撮影
縄文杉を後に登山を開始、避難小屋「高塚小屋」で休憩
新しく清潔な小屋、トイレあり
またまた現れた「ヤクシカ」
尻の形などから、今年生まれた小鹿とか
今夜の宿営地 無人避難小屋の「新高塚小屋」に4時過ぎに到着。
陽がある明るいうちに
山の夕食の準備に入るガイドさん、添乗員さん
現地のガイドさんが 生のヤクシカ肉を持ってきていたので、山田さんが焼く
調理法は ヤクシカなので、「焼く」「しか」ないと 焼く
エゾシカよりもヤクシカの方が美味とのこと
わたしも初めてヤクシカの焼き肉を食べる体験をしました
<夕食のメニュー>
サラダ(細切りキャベツ、鯖の切り身燻製、マヨネーズ)
チキンカレー(フリーズド)
ヤクシカの焼き肉
ドリップコーヒー
焼酎(屋久島産さつまいも焼酎:三岳)
山岳縦走初日を無事終えた安堵感で、全員が焼酎を心ゆくまで楽しむ
明日の行動に備えて 夕方6時に就寝
(避難小屋であり、電灯もテレビもなく、暗くなれば寝るしかない)