古希を過ぎ目に見えて加齢・老化・ボケ・認知症が確実に進行していることを自覚している管理人の今日この頃。
有難いことに 何とか自分一人で 自分の判断で間違いがあるかもしれないが行動できる今のうちに、足腰が立たなくなる前に 行きたいところがありました。
それは 屋久島・縄文杉・宮之浦岳。
屋久島のポイントを最短で巡るのは、屋久島縦走登山しかないと分かり、年齢を考慮して危険が伴う単独行は避けて 魅力あるツアーを組んでいるHISエコツアーデスクに参加しました。
今回の屋久島縦走の記録を、自分の頭を整理するために、5回に分けブログ記事にまとめました。
お時間のある方は、お暇の時にお目通しを戴ければ幸甚です。
<参考資料>屋久島山岳地図他資料 (←これをクリック)
今回の山行目的
*世界遺産 屋久島を訪ね、森の神様 樹齢7200年の縄文杉に会うこと
*深田久弥の日本100名山の最南端にある 屋久島 宮之浦岳(1936m)に登山すること
*屋久島の山中を縦走して、齢(よわい)71歳になる自分の体力・気力・持久力を確認すること
*縦走という目的を一にする同行者たちとの交流を図ること
*体力(健康)・暇(時間)・お金(?)があるときのチャンスを逃さず行動すること(明日の保証は無い)
<今回の縦走概要>
主催:HISエコツアーデスク
日程:平成27年10月8日(木)〜11日(日) 4日間
参加者:11名(東京から7名、福岡から4名)(70歳代の参加者は自分を含め2名、他は30代前半から40歳代)
ガイド:2名(東京から山田 淳氏、現地から満園 純平氏)
添乗員:HISエコツアーデスク 杉原 逸平氏[企画担当]
<屋久島>
九州本土最南端の鹿児島佐多岬から南へ約60kmの位置にある島。
島の外周はおよそ130kmで直径約30kmの丸い島。
屋久島には九州一の高さを誇る宮之浦岳(1936m)をはじめ、島の中心部に1800m級の山が連なっており、「洋上のアルプス」と呼ばれる。
屋久島の北西12kmには、最近の噴火で有名になったひょうたん型の火山島「口永良部島(くちのえらぶじま)」がある。
『屋久島は月のうち、35日は雨』と言われるくらい大量の雨(山中では、8,000mmから10,000mm)が山に降り、循環し森を潤して屋久島の自然を育んでいる。
年間降雨量は東京の約3倍。
多雨によって周囲一面が緑色の苔(こけ)に覆われている神秘的な「苔むす森」(もののけ姫の森)がある。
また花崗岩でできた島は、杉の成長が遅く、樹齢7200年と言われる「縄文杉」をはじめとして数千年の樹齢を数える杉が森にあり、それらは「屋久杉」と呼ばれている。
樹齢1000年以下の杉は、屋久島では小杉(こすぎ)と呼ばれるそうだ。
<今回の山行>
白谷雲水峡・宮之浦岳・縄文杉を堪能するフルコースの山行「世界遺産 屋久島縦走」
全長約24kmにも及ぶ長丁場の上級者向け縦走登山行程で、体力に自信がない場合は難しいコース。
一度山に踏み入れば山中には、茶店も自販機も有人小屋もないので、寝袋・マット・食料・行動食・水・着替え・雨具・防寒着・代え下着などを50リットルくらいのリュックサックに詰めて背負って山中移動しなければならない。
『屋久島は月のうち、35日は雨』と言われるくらい雨が降るので、徹底した雨対策(レインウエア9)が欠かせない条件。
山中には無人の避難小屋が6軒あるが、いわゆる有人の山小屋(明かりが灯り、食事の提供もある)は一つもない。
食事は自炊で、泊りはテントか板敷の避難小屋となる。
屋久島は登山者の増加によって環境面の問題、とりわけ深刻なトイレの問題がある。トイレの絶対数が少ないので、屋久島では携帯トイレ(下段参照)の利用を推奨している、
管理人も万が一に備え、携帯トイレを現地で購入し持参した。
シーズン中の縄文杉コースでは、1000人以上が入山することもあり女性のトイレ待ちが数時間に及ぶことがあるとのこと。
わたしたちのコースは、一般的な観光ルートではなく登山者が行く山道で、しかもややシーズンを外れた時期でもあったので、トイレでは大きな問題が起きなかった。
<登山ガイド 山田 淳(あつし)氏>
(ウィキペディア フリー百科事典から転載)
山田 淳(やまだあつし、1979年5月8日 - )日本の登山ガイド。
元七大陸最高峰最年少登頂記録保持者。
神戸市生まれ。灘中学校・高等学校、東京大学経済学部卒業。
中学時代にワンダーフォーゲル部に入り、大学入学後、本格的な高所登山を開始。
一番簡単だったキリマンジャロから登る(1999年)。
次に高度が課題となるアコンカグアへ挑戦し登頂。
マッキンリーは2週間弱で登頂を果たす。
その後エルブルースに登頂、帰りはシベリア鉄道で帰国し、少し休んでからコジウスコに登頂(以上2000年)。
帰国後 3日で南極に向かい、ビンソンマッシーフに登頂、次に日本人男性としては最初の登頂者(日本人としては 3人目) になった登攀要素が強いカルステンツ・ピラミッドを制覇(以上2001年)。
そして2002年5月17日、国際公募隊の隊員として、北東稜からエベレストに登頂。
大陸の最高峰を2年半で踏破し、当時の七大陸最高峰登頂の最年少記録を更新(23歳9日)。
七大陸最高峰制覇は、日本人としては6人目。
また、世界で初めてノートパソコン「ThinkPad X23」を持って登頂。
山頂でThinkPadの起動に成功した。
最年少記録を樹立した後は登山ガイドとして活動し、富士山やキリマンジャロ、日本の南北アルプス、ネパール、チベット、マレーシアなどでガイドを実施
<役に立った行動食>
*ベビーチーズ *干し梅 *塩飴 *チョコレート(フルタ生クリーム) *干しレーズンミックス *小魚とナッツ
<参考資料>
*ワンゲル ガイドブックス04 屋久島 山と渓谷社
*ネイチャーガイドと歩く 屋久島 ブルーガイド 実業之日本社
*世界遺産 屋久島 日下田 紀三著 八重岳書房
*屋久島の山岳 太田五雄著 八重岳書房
<関連>
GREEN TRAVELER by H.I.S エコツアーデスク http://eco.his-j.com/
やまどうぐレンタル屋 http://www.yamarent.com/
<参考記事>
1. 熊野古道・熊野三山 完全踏破の旅を終えて http://www.haruhino.com/archives/51881346.html
2. 四国八十八ヵ所お遍路の旅 http://www.haruhino.com/archives/51781211.html
