2015年05月05日

ミステリーツアー(赤沢森林鉄道・寝覚の床・奈良井宿)

0機関車200我が家とは桁違い 五つ星ホテルの素敵な部屋での宿泊に、戸惑いながらもゆったりと休み、ミステリーツアーの二日目が始まる。
新車だという観光バスに2時間ほど揺られているうちに、狭い山道を登って着いたところが、信州木曽・上松にある「赤沢自然休養林」。
標高1080m以上のところにある「赤沢自然休養林」は、森林浴発祥の地であり森林セラピー基地でもある。
ここは平均樹齢300年以上の檜(ひのき)天然林
良い檜(ひのき)が採れることから明治時代には皇室の御料林並びに伊勢神宮の20年に一回行われる遷宮用材を産出する備林として保護され、戦後は国有林の保安林に指定された。


0赤沢自然休養林400











0赤沢森林_350




















昭和50年まで木曽の山中で森林鉄道が活躍し、切り出した木材の運搬に活躍してきたが近年はトラックに取って代わられた。

今は小さなディーゼル機関車に引かれた観光用トロッコが、片道1.1kmをゆっくりと走り、わたしたちは森林浴トロッコの旅を楽しむ。
(観光用トロッコは、機関車1両に客車5両を牽引、一度に100名を運ぶことができる。)


0赤沢森林鉄道3_650
















0森林鉄道の切符(ヒノキ製)_230





面白いのは、ヒノキの板に焼印で記した乗車切符
 とても良いお土産になった。




0赤沢森林鉄道1_500
















0赤沢森林鉄道2_400












0赤沢蒸気機関車_400

ボールドウイン号

木材運搬に活躍したアメリカ製蒸気機関車。

大正5年から昭和35年まで、約42万kmを走りぬいた実際の車両







0御神木400














0森林浴の効用_3500森林鉄道パンフ200






































次に訪れたのは、国の史跡名勝天然記念物
  寝覚の床(ねざめのとこ)
      巨大な花崗岩が木曽川の激流に刻まれてできた自然の彫刻。

0寝覚めの床全景650





















巨大な花崗岩の白と、川面のエメラルドグリーンが絶妙な色彩を醸し出している。



0寝覚めの床1_500

















0寝覚めの床解説_500


























0野生獣の肉300_n


お土産売り場で見かけた野生肉の価格






   ミステリーツアーの最後は、中山道の奈良井宿
 (江戸時代、江戸と京の都を結ぶ重要な街道であった中山道)

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江戸時代にタイムスリップしたような雰囲気の街並み。

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0奈良井宿3_450

















0奈良井宿2_450







昼食は手打ち九割そば麦トロロ飯に舌鼓(したつづみ)を打つ。







古希を過ぎた管理人の爺は、ことわざにある『老いてはに従いつ…』(老いてはに従いつ…)を忠実に実践した、ミステリーツアーもこれにて おしまいなり。

何も余計なことを考えずに、ただひたすら妻に従い、後をついて行くだけという旅も、また楽しからずや!