2015年04月22日

丹沢三峰を縦走して宮ヶ瀬湖へ

登山イラスト蛭ケ岳山荘の朝は 早い。

起床はまだ薄暗い4時過ぎ。
布団をたたみ、朝食は5時から開始。

丹沢の4月19日の日の出は5時2分なので、日の出前後の富士山と日の出をカメラに収める。

今日は歩行時間が長いという理由で あまり登山者が行かない丹沢三峰ルート 山行距離15kmをおよそ6時間をかけて
蛭ケ岳・丹沢山から太礼ノ頭・円山木ノ頭・本間ノ頭を経て宮ケ瀬湖までの丹沢三峰縦走を楽しんだ。


蛭ケ岳神奈川県の最高峰というだけあって、周囲には何もなく、目の前に偉大な霊峰富士山がドンと構えている。

山の気象は午前中の早い時間帯と言われるが、これは事実だ。

あの富士山でさえ雲で顔を隠し始めたのは、8時過ぎで、残念ながら19日のそれ以降は全貌を拝顔できなくなった。

0早朝の富士山_400




日の出前の霊峰富士山 (標高3776m)
 (撮影時間:4月19日 4:37am)

   







0朝明け750














0日の出を待つ900























0富士山1_750























0富士山2650







(撮影時間:4月19日 5:20am)















0小屋の朝食400



蛭ケ岳山荘の朝食

ご飯(お代わり自由)、味噌汁(インスタント)、おかず(たくあん・小女子の佃煮・切り昆布・マグロの缶詰等)、お茶

(要は小屋で調理は一切せず、包丁は使わず、食器は発砲スチール製で、すべて廃棄すればよく水を使って洗う必要がない。また食中毒などの心配もない)







早めの朝食を済ませ、西丹沢を目指して小屋を後にする山ガール

(撮影時間:4月19日 5:23am)


0早朝の出発650






















0蛭が岳山荘400




NPO法人が経営する「蛭ケ岳山荘








0蛭が岳山荘1400










0小屋の職員250



何時も笑顔を絶やさず 安心感を抱かせる小屋職員









0丹沢山を目指して550




蛭ケ岳山荘を後にして、昨日来た道を引き返して「丹沢山」に向かう

昨日はガスで視界が極端に悪かった











0山の彼方に富士山500






檜洞丸(ひのきぼらまる)(標高1601m)の後方に雪を抱いた富士山

(撮影時間:4月19日 5:36am)








0山の向こうに富士山500















0みやま山荘 丹沢山400



みよし山荘」(丹沢山)

ここを起点に丹沢三峰コース 宮ケ瀬湖に向かいスタートする





0太礼ノ頭400



太礼(たれい)ノ頭山頂 (標高1352m)







0円山木ノ頭400




円山木(えんざんぎ)ノ頭山頂 (標高1360m)







0本間ノ頭400




本間(ほんま)ノ頭山頂 (標高1344.9m)







0高畑山400




高畑山 (標高766m)







0静寂な高畑山500






高畑山 休憩所






0急斜面に設けられた鉄橋400





急な斜面道が崩壊したため

 金属製の橋が架けられている





0禁止事項500














0宮が瀬の登山道入り口400






宮ケ瀬湖側からの丹沢三峰コース登山口









0宮が瀬で食べた山菜そば400




下山し本厚木行き神奈中バスを待つ間、食べた

おいしく豪華な山菜天ぷらそば

   「山菜と川魚の店」という名の食堂にて






丹沢地図_800








































丹沢・蛭が岳計画書






















丹沢は厳しい山だ

毎年、危険な個所や稜線からの滑落事故が絶えず死者も出る山だ



斜面は急激に切り立っていて、山道の幅は30cmにも満たない箇所が数多くある

そこでよろけたら、一気に一直線に山肌を転げ落ちることになる

途中には鋭利な切り口を持つ石があり、危険極まりない

全神経を足に向け、体のバランスを取りながら歩かなければならない



また縦走では、山の山頂から次の山の山頂を目指すため、その都度

アップダウンしなければならず(山頂をつなぐ連絡橋は無い!)

体力が消耗する



また稜線に出ると 風が強くなり、稜線の道幅も1m内外であり

そこでよろければ稜線の左右どちらかに一気に滑り落ちることになる



でも 山は不思議な魅力を秘めている

どんなに厳しく辛いことがあっても、下山すると

楽しい思い出だけが残り、もう一度、登りたくなるから不思議だ

登山者カード(清川村)