今年のゴールデンウイークの楽しみの一つに、新百合ヶ丘を中心に開催されている川崎・しんゆり芸術祭(アルテリッカしんゆり)があります。
今年で6年目を迎えて開催される川崎・しんゆり芸術祭(アルテリッカしんゆり)は、4月26日(土)から5月6日(火・祝)までの11日間、28演目、40公演が企画されています。
わたしの今年のお目当ては、『「能と狂言 人間国宝の競演」と銘打った友枝昭世と山本東次郎の至芸』と『東京交響楽団with小林研一郎』があり、3日は「能と狂言」を鑑賞してきました。
2001年にユネスコの世界遺産に認定された能は、650年も前の昔からある日本独自の演劇で、日本の文化と歴史が一つになった素晴らしい伝統芸術であるにもかかわらず、直接目に触れる機会がないのが現状です。
その「能と狂言」がわざわざ新百合ヶ丘に来てくれるというので、この機会を逃さず観劇しました。
まず歌人の馬場あき子さんがステージ上で舞台の見所を約30分間にわたって解説されました。
原稿を見るでもなく、よどみなく溢れ出す解説に馬場先生の知識の深さに驚かされました。