2014年03月23日

劇団民藝「八月の鯨」…アルテリッカしんゆり

八月の鯨a今年も劇団民藝のお芝居が、新百合ヶ丘の麻生市民館で5月6日に観劇できます。

作品名は「八月の鯨」で、キャストはわずか5人。
潮の変化で来なくなった鯨をひたすら待つ老姉妹のありふれた日常生活を 奈良岡朋子さん、日色ともゑさんという民藝の重鎮俳優さんに、客演の篠田三郎さんが描く アメリカ David Berry(デイヴィッド・ベリー)の戯曲作品。
派手なストリーや意外な展開が待っている芝居ではなく、わたしたちの隣に住む老姉妹のようなごく自然な生活を切り取った場面が続く作品。

是非、この機会に劇団民藝の「八月の鯨」をご観劇ください。
   *チケットセンター;044−955−3100
   *電話受付時間;9:30〜17:00
      または、http://www.artericca-shinyuri.com をご覧ください。


劇団民藝「八月の鯨」


 篠田三郎を客演に迎えて贈る、姉妹のささやかな日常を描いた珠玉の名篇


5月6日(火・振休)14:00開演(13:30開場)

出演
奈良岡朋子、日色ともゑ、船坂博子、稲垣隆史、篠田三郎(客演)ほか
会場
川崎市麻生市民館ホール
全席指定
5,000円
劇団民藝「八月の鯨」

【あらすじ】

 リビーとサラの姉妹は毎年、アメリカ・メイン州沿岸の島にあるサマーハウスで夏を過ごすことにしている。
1954年の8月、鯨の訪れを心待ちにする姉妹だが、もう昔のように鯨がこの島にやってくることはない。
目が不自由になった姉のリビーは、他人に依存しなければ生きてゆけない自分に腹を立てていた。
ますます気難しくなった彼女には、面倒見のいい妹のサラもさすがに手を焼く始末。
そんなころ、幼なじみのティシャがサラにある提案をする。リビーを施設に預けて自分と暮らさないか、と言うのだ。迷うサラ。
さらにロシアの亡命貴族マラノフの登場で姉妹のあいだには微かな波風がたつ……。

 

【見どころ】

 老姉妹の静かでささやかな日常を描いた珠玉の名篇を、奈良岡朋子、日色ともゑ、そして篠田三郎さんを客演に迎えておおくりします。
老境にあってもなお自分の人生を見つけようとする人々。
どのように死ぬかではなく、どのように生きるかを探ろうとする彼らの姿は今も変わらず私たちの胸を打つことでしょう。

劇団民藝「八月の鯨」劇団民藝「八月の鯨」

8月の鯨