----------------------富士山の異称----------------------
現在、私たちが「芙蓉」と呼んでいる花とは違います。
こちらの「芙蓉」は、蓮に似ていて、木に咲くので、「木芙蓉(もくふよう)」と呼んでいたもの。
いつの間にか、「木」が略されて、「芙蓉」になってしまいました。
さて、悟りの世界を図であらわした根本的な「曼陀羅(まんだら)」のひとつである、胎蔵界曼荼羅。
その中央には、八葉(はちよう)の蓮が描かれます。
----------------------富士山の異称----------------------
現在、私たちが「芙蓉」と呼んでいる花とは違います。
こちらの「芙蓉」は、蓮に似ていて、木に咲くので、「木芙蓉(もくふよう)」と呼んでいたもの。
いつの間にか、「木」が略されて、「芙蓉」になってしまいました。
さて、悟りの世界を図であらわした根本的な「曼陀羅(まんだら)」のひとつである、胎蔵界曼荼羅。
その中央には、八葉(はちよう)の蓮が描かれます。
そこから、蓮は、「八朶(はちだ)の花」とも呼ばれるようになりました。
「八朶」は、八つに分かれた花びらという意味です。
冨士の山頂にも、八つの峰があります。
それを、八葉の花びらに見立てたのでしょう。
そのまま、富士のことを、「八朶の花」、あるいは、
『芙蓉峰』と呼ぶようになったということです。
雪をいただいた富士の峰は、さながら、白い蓮……。 -*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*- 発行者:夢子 こと 山下景子 『センスを磨き、幸せを呼ぶ〜夢の言の葉〜』(週刊)
太宰治は、
「富士には、月見草がよく似合ふ」
といいましたが、昔の人が、富士に重ねて見た花は、蓮だったのかもしれませんね。
やまざる
川崎市黒川(当時の住所表示)の農家に生れる。
来世も菩提寺である黒川の西光寺で、永遠の眠りにつく。
| このBlogを チェッカーズに追加 |
| このBlogを リーダーに追加 |