2012年10月04日

四国八十八ヶ所お遍路の旅…14日目(最終日・高野山)

こうやくん200

平成24年10月3日(水)

四国八十八ヶ所お遍路の旅 同行二人旅の締めくくりは、遍路が無事に修行が終えたお礼と長旅を連れ添った弘法大師様を奥の院へお返しをするため、高野山奥の院へ詣で弘法大師様に満願報告をしました。


壇上伽藍、金剛峯寺(総本山)、霊宝館(宝物館)、女人堂をお参りした後、関西空港から帰路につきました。
高野山はユネスコにより平成16年(2004)、吉野・熊野地区と合わせて『紀伊山地の霊場と参詣道世界遺産に登録されました。

 


天徳院玄関350



宿泊した寺院 高徳院で、朝の6時半から本堂で宿泊者が白衣・輪袈裟・数珠で身を整えて勤行に参加

荘厳な雰囲気の中で、僧たちの厳かな読経と一体になって朝のお勤めをしました。

 








墓地内を歩く350


大師が入定されている御廟は、高野山の一番奥にあります。

中の橋から奥の院御廟に至るおよそ1.3kmの参道には、千古の老杉の下に諸大名や各家の墓が静かに眠る菩提所。









奥の院350


奥の院地下御法場

 

御廟橋からは最も神聖な場所として写真撮影や飲食が禁止されています。

御廟の正面でお参りのあいさつをしたら、ローソク・お線香をあげ、読経し右回りに回る。お堂の裏にある大師が眠る御廟に向かって、ローソク・お線香を手向けて読経。






奥の院正面350

 











大師御廟_300

弘法大師御廟
そして御廟の地下に通じる階段をおりると、大師と同じ高さになり大師に最もお近づきになり、さらにここで読経をして満願の報告をさせていただきました。(写真:金剛峰寺パンフレットから転載)

これで今回の大師の修行の足跡を訪ねた四国八十八ヶ所お遍路の旅が完結しました。

 

御廟をあとに壇上伽藍へ向かいました。



根本大塔450 





根本大塔(こんぽんだいとう)

伽藍中心の塔で弘法大師の時代から存在する建物。

高さ約50m。中央に大日如来、四方に金剛界四仏、周囲16本の柱に堂本画伯が描いた十六大菩薩を配して、曼荼羅を立体的にあらわしています。









根本大塔解説450 











金堂(総本堂)350


金堂

高野山の総本堂で、年中行事がここで勤められます。

 





金剛峯寺山門350





金剛峯寺(こんごうぶじ)

山門




金剛峯寺350


金剛峯寺(こんごうぶじ)

文禄2年(1593)豊臣秀吉が亡母の菩提のために建立、文久3年に再建された建物。
金剛峰寺は一つの独立した形をなし座主の住寺であるが、高野山全体を総轄する伝統はそのままここに残され、高野山真言宗の総本山として一切の宗務を司る宗務所があり、壱千万大師信徒の信仰の中心となっていると寺資料にあります。
寺内を見学し、新別殿で住職の講和をお茶とお菓子の接待を戴きながら拝聴しました。





霊宝館300

霊宝館(れいほうかん)
金剛峰寺をはじめ高野山に伝えられている貴重な文化遺産を保護収蔵し、一般に公開されています。
 (写真:金剛峰寺パンフレットから転載)

関西空港発JAL186便(18:35発)で、帰京し、14日
ぶりに帰宅しました。


(⇒四国八十八ヵ所お遍路の旅を振り返って を読む!)


Posted by tomato1111 at 00:05