<讃岐の国 涅槃の道場編>平成24年10月1日(月)
今日は(香川県)讃岐の国 涅槃の道場の札所7か所を巡りました。
このたび縁があって八十八ヶ所お遍路のバスツアーに参加し、88番目札所大窪寺で八十八ヶ所の霊場・札所のすべて廻り終える『結願(けちがん)』を今日10月1日(月)に迎えることができました。
9月20日(木)早朝に神奈川・川崎の自宅を出てその日のうちに徳島県にある札所八ケ寺打つことから始め、12日間かかって満願を迎えることができたのです。
明日は1番札所の霊山寺に打ちもどり、これで完全に八十八ヶ所の札所のサークルが完成します。
そして和歌山県にフェリーで渡り、高野山に入り、10月3日に高野山・奥の院で『結願(満願)報告』をする予定です。

第八十一番 綾松山 白峯寺(りょうしょうざん しろみねじ)
(本尊:千手観世音菩薩 開基:弘法大師・智証大師)
(香川県坂出市青梅町2635)
本尊・千手観世音菩薩は、人々を種々の災難から救う「身代わり観音様」として信仰されている。
崇徳天皇がこの山で荼毘に付されたが、以降たびたび都に変事が続き、朝廷では上皇の霊をまつる御廟所として頓証寺を建立した。
崇徳天皇の悲運が残る寺。
第八十二番 青峰山 根香寺(あおみねさん ねごろじ)
(本尊:千手観世音菩薩 開基:弘法大師・智証大師)
(香川県高松市中山町1506)
堂内には信者が寄進した3万体の観音像がまつられ荘厳な雰囲気を醸し出す。

第八十四番 南面山 屋島寺(なんめんざん やしまじ)
(本尊:十一面千手観世音菩薩 開基:鑑真和上)
(香川県高松市屋島東町1808)
景勝地・屋島山上にあり、源平合戦に最も縁の深い寺。
天平勝宝5年(753)、唐の名僧・鑑真和上が屋島北稜にお堂をたてたのが始まり。
手前は四国狸(たぬき)の総大将「太三郎狸」を祀る蓑山大明神(みのやまだいみょうじん)
第八十五番 五剣山 八栗寺(ごけんざん やくりじ)
(本尊:聖観世音菩薩 開基:弘法大師)
(香川県牟礼町牟礼3416)
入唐前の大師がこの山に登り、八つの焼栗を埋め、旅の無事を祈願。
帰国後再び来錫、八つの栗も成長したので八栗寺と言う。
後方に神秘的な五剣山がそびえている。
(ケーブルカー利用登山参拝)

第八十六番 補陀洛山 志度寺(ほだらくさん しどじ)
(本尊:十一面観世音菩薩 開基:藤原不比等)
(香川県志度町志度1102)
推古天皇33年(625)、薗子という尼が霊木で本尊を刻み、お寺をたてたのがはじまり。
堂々とした造りの仁王門は日本でも有数の名門として讃えられている。
その門に収められている仁王像は鎌倉時代の運慶作とされ、東大寺・仁王像の習作と言われている。

第八十七番 補陀洛山 長尾寺(ふだらくさん ながおじ)
(本尊:聖観世音菩薩 開基:行基)
(香川県長尾町西653)
本尊の聖観世音菩薩像は度々の火災にも不思議と免れて無事で、秘仏として崇められている。。

第八十八番 医王山 大窪寺(いおうざん おおくぼじ)
(本尊:阿弥陀如来 開基:行基)
(香川県長尾町多和字兼割96)
遍路の締めくくりとなる八十八番の『結願寺(けちがんじ)』。
大師堂ではお堂の二階に上がり、最後の読経を内拝し、特に般若心経を3回、光明真言と御宝号を7回あげて締めくくった。
そして結願証明書を発行していただいた。
<宿泊>

〒761−1612
香川県高松市塩江町1番地6
(讃岐の奥座敷 塩江温泉郷)
新樺川観光ホテル
(⇒四国八十八ヵ所お遍路の旅…13日目 を読む!)