2012年09月30日

四国八十八ヵ所お遍路の旅…10日目

礼拝カット250
<伊予の国 菩提の道場編・讃岐の国 涅槃の道場編>平成24年9月29日(土)

今日は(愛媛県)伊予の国 菩提の道場の札所2か寺を打ちこれで伊予の国の札所全26個所をすべて打ち終わった。
続いて(香川県)讃岐の国 涅槃の道場の札所6か寺を打ち、合わせて8か寺を打ち終わった。

 台風17号の影響が出てきて、朝のうちと夕方にかけて、小雨が降った。


<伊予の国 菩提の道場編>

59番 国分寺350


第五十九番 金光山 国分寺
(こんこうざん こくぶじ)

  (本尊:薬師如来 開基:行基))

  (愛媛県今治市国分4−1−33)


風光明媚な唐子浜の麗に佇む伊予の国分寺。弘法大師様と握手する管理人やまざる。






02大師と握手250




弘法大師様と握手する管理人やまざる。
握手地蔵様






65番 三角寺280

 




第六十五番 由霊山 三角寺
(ゆれいざん さんかくじ)

  (本尊:十一面観世音菩薩  開基:行基)

  (愛媛県川之江市金田町三角寺甲75)


伊予の国の最後の札所は、緑に包まれた寺。

標高450mの三角寺山の中腹に佇む。タクシーで登山した。

 







<讃岐の国 涅槃の道場編>


66番 雲邊寺350


第六十六番 巨ごう山 雲辺寺
(きょごうざん うんぺんじ)

  (本尊:千手観音菩薩 開基:弘法大師)

  (徳島県池田町白地763−2)


標高927m、香川県と徳島県の県境をまたぐ四国山脈に位置する雲辺寺は、札所の中で最も高い場所にある。

遍路泣かせ」と呼ばれる急勾配な坂道は最大の難所とされてきたが、今はロープウエイで7分ほど。香川の1番寺。
  (写真:台風17号の影響で雨と霞がかかっていた。)



 

67番 大興寺350

第六十七番 小松尾山 大興寺
(こまつおさん だいこうじ)

  (本尊:薬師如来 開基:弘法大師)

  (香川県山本町辻小松尾4209)


寺は真言・天台二教の修行道場として、真言宗二四坊、天台宗一二坊を有し栄えたと伝わる。

二大宗派の修験者が一緒に修行した珍しい寺。



67番大興寺仁王門運慶280





大興寺 仁王門の金剛力士像は、彩色を施した檜材の寄木造りで、作者は運慶と寺伝にあるそうだ。

像高は3m14cmもある力強い像で鎌倉時代の作品。














68番 神恵院350
 


第六十八番 七宝山 神恵院
(しっぽうざん じんねいん)

  (本尊:阿弥陀如来 開基:日証上人)

  (香川県観音寺市八幡町1−2−7)


琴弾山の中腹に建つ神恵院と観音寺は、一つの境内に二つの札所がある一寺二札所で非常に珍しい構え。




 69番 観音寺350


第六十九番 七宝山 観音寺
(しっぽうざん かんのんじ)

(本尊:聖観世音菩薩 開基:日証上人)

(香川県観音寺市八幡町1−2−7)

神恵院境内の下段に位置する観音寺は札所間の距離が最短。

境内が隣接しているためほとんど一つの寺のような雰囲気である。

雑木林の緑を背景にした本堂の姿は、朱塗りの柱が色鮮やかで室町時代の面影をそのままに残す寺。





70番 本山寺350 


第七〇番 七宝山 本山寺
(しっぽうざん もとやまじ)

  (本尊:馬頭観音 開基:弘法大師)

  (香川県豊中町本山甲1445)


田園風景の中に、遠くからでも見える五重塔は、この札所をめざすお遍路さんにとっては絶好の目印。阿弥陀様のご加護により、戦国時代の兵火を免れた数少ない寺院の一つ。





71番 弥谷寺350

第七十一番 剣五山 弥谷寺(けんごさん いやだにじ)

  (本尊:千手観音 開基:行基))

  (香川県三野町大見乙70)


大師がこの地を来錫したのは、7歳の時。奥ノ院「獅子の岩屋」で学問に励み、再び入山した際は真言密教を修行した場所。

今にも獅子の遠吠えが聞こえてきそうな霊気漂う地。
台風17号の四国接近が9月30日という予報により、急遽、急峻な石段523段があるこの弥谷寺を29日の夕方に打った。

 





71番 弥谷寺 俳句茶屋350



弥谷寺の急峻な石段523段を降りたところに、100年以上も続くという「俳句茶屋」に寄って、名物の「ところてん」に舌づつみを打った。








<宿泊>

75番 善通寺宿坊25001善通寺夕食250

〒765−8506

香川県善通寺町3−3−1

75番札所 総本山 善通寺 宿坊




9月29日(土)の宿泊は、弘法大師生誕の地、善通寺宿坊

近代的な建物で、わたしの部屋は2階で広い境内が目の前に広がる清潔な10畳の和室。

宿坊であるので部屋にはテレビも冷蔵庫もなく、布団と座布団があるのみ。

トイレ、風呂も部屋にはなく、あるのは簡単な洗面台だけ。

夕食は写真のような民宿風の和食だった。

明日は早朝5時半から「御影堂」で、住職たちに混じって、朝の勤行に出席することを求められている。

 
(⇒四国八十八ヵ所お遍路の旅…11日目 を読む!)


Posted by tomato1111 at 00:03