2012年09月27日

四国八十八ヵ所お遍路の旅…7日目

歩き遍路250<伊予の国 菩提の道場編>平成24年9月26日(水)

今日から愛媛県 伊予の国「菩提の道場」26か所を打つ旅がはじまった。
まず今日は6か所の札所と<番外 別格8番>を巡る。
宿は歩き お遍路さんに人気の遍路宿 長珍屋(ちょうちんや)

(写真:八坂寺から浄瑠璃寺へ向かう遍路道を行く。9月26日撮影)
 (四国八十八か所お遍路巡礼地図


足摺岬日の出2350


早朝の5時過ぎに足摺岬の宿 ホテル足摺園から歩いて10分で足摺岬 展望台へ行く。

太平洋の上に5時56分、朝日が昇ると聞き見に行った。

台風18号が発生しているためなのか、薄い雲の中から太陽が顔を出した。
 (写真の手前は岸の岩礁)






40番 観自在寺350


第四十番 平城山 観自在寺
(へいじょうざん かんじざいじ)

  (本尊:薬師如来  開基:弘法大師)

  (愛媛県御荘町平城2253−1)


今日から伊予の国・愛媛県にある札所を参拝する。

第一番札所の霊山寺から一番遠い場所にあることから、「四国霊場の裏玄関と呼ばれる。

 


41番 龍光寺350


第四十一番 稲荷山 瀧光寺(いなりざん りゅうこうじ)

  (本尊:十一面観世音菩薩 開基:弘法大師))

  (高知県土佐市高岡町丁568−1)


仏と神が同居している寺。

八十八ヵ所中、唯一狛犬が出迎えてくれる。

 



41番 龍光寺350

第四十二番 一か山 仏木寺(いっかざん ぶつもくじ)

  (本尊:大日如来 開基:弘法大師)

  (愛媛県三間町字則1683)


牛馬家畜の守り神として信仰を集めるほか、疱瘡(ほうそう)除おけのご利益があるという寺。
300年の歴史があるという珍しい藁ぶき屋根の鐘楼で鐘を突く。




43番 明石寺350 


第四十三番 源光山 明石寺(げんこうざん めいせきじ)

  (本尊:千手観世音菩薩 開基:正澄上人)

  (愛媛県宇和町明石201)


欽明天皇(539−571)の時代、天皇勅願により円手院正澄という行者が千手観世音菩薩を安置し開基。千手観音が持ち上げた石伝説から寺の名がついた。平成24年9月26日に訪れた時は本堂にテントがかけられて工事中だった。




46番 浄瑠璃寺350 



第四十六番 医王山 浄瑠璃寺(いおうざん じょうるりじ)

  (本尊:薬師如来 開基:行基)

  (高知県宿毛市平田町中山390)


境内には仏足石・仏手石・仏手指紋があり、仏足石では仏の足跡で健脚・交通安全を祈願。仏手石ではあらゆる知恵や技術の祈願。そして仏手指紋では心身堅固と文筆達成を祈願できる。






47番 八坂寺350 



第四十七番 熊野山 八坂寺(くまのざん やさかじ)

  (本尊:阿弥陀如来 開基:役行者小角(えんのぎょうじゃおづぬ)

  (愛媛県松山市浄瑠璃町八坂773)


この寺に伽藍を建立するために八つの坂を切り開いて作られた寺

 





<番外・別格八番>十夜ケ橋(とよがはし)


十夜カ橋いわれ350別格8番 十夜カ橋350











別格八番 十夜カ橋大師350

橋の下に布団をかけた弘法大師が横向きで休んでいる石像が祀られている。









<宿泊>

遍路宿 長珍屋300

〒791−1133

愛媛県松山市浄瑠璃町甲119


長珍屋(ちょうちんや) (遍路宿)

電話089−963−0280





長珍屋 夕食250


46番札所 浄瑠璃寺の山門前にある遍路宿。

近代的であるが遍路さんの立場をわきまえた遍路さんの宿。

清潔で安く食事もおいしい。

 (写真:9月26日の夕食)




四国八十八ヵ所霊場会


お遍路は、四国八十八ヶ所霊場の寺院で構成している組織:四国八十八ヶ所霊場会に従って行っています。
http://www.88shikokuhenro.jp/


霊場での読経の内容・順番もすべて、四国八十八ヶ所霊場会の指針に従っています。

 

納経(のうきょう)・御朱印(ごしゅいん)

納経は、願い事を発願し、満願成就するために巡拝し、霊場で読経した御印(おしるし)としていただくものです。

納経帳(朱印帳)…御朱印代300円

白衣(判衣 はんい)…御朱印専用の判衣。無垢な心身に生まれ変わる浄土への旅装束。御朱印代200円

納経軸(掛軸)…結願した納経軸は、末代まで家宝として残すもので、ご先祖供養のために床の間に飾る。御朱印代500円

 

納経帳、白衣、納経軸の3点をお願いすると1霊場あたり1,000円が必要となり、八十八ヶ所すべてにお願いすれば、これだけで88,000円となります。

 

わたしの場合は、二回目のお遍路の見通しがたっていないため、八十八ヶ所すべての霊場で戴くことにしています。

 

*お遍路の楽しみ

お遍路の楽しみは、四国を肌で知るということもその一つです。

こだわりのある宿・遍路宿・お寺さんの宿坊・格式のあるホテルなどバラエティに富んだ宿に泊まり、長い遍路の旅に色を添えています。

 

また4県に分かれる四国はそれぞれの郷土料理があります。

八十八ヶ所を巡る旅で、その土地の味覚に触れる楽しみがあります。

高知のカツオ、愛媛の鯛飯、香川の讃岐うどんなどがあり楽しみです。
今日の昼食は宇和島国際ホテルで、新鮮でおいしい鯛飯(たいめし)をいただきました。

 

温泉の楽しみ

今回のお遍路では、宿坊 安楽寺の温泉、宍喰温泉、土佐よさこい温泉、高知三翠温泉、あしずり温泉、道後温泉、ひうちなだ温泉、塩江温泉などを楽しみ、楽しむことになっています。

遍路の疲れを地元の温泉につかり癒すという楽しみもあるのです。

 
(⇒四国八十八ヵ所お遍路の旅…8日目 を読む!)


Posted by tomato1111 at 00:05