<阿波の国 発心の道場編>最終日 平成24年9月22日(土)
今日は徳島県にある6か所の札所と 番外・別格4番の鯖大師本坊を巡る。
これで<阿波の国 発心の道場>全23寺を三日間かけて すべて廻ったことになる。
(四国八十八か所お遍路巡礼地図)
<阿波の国 発心の道場編>最終日 平成24年9月22日(土)
今日は徳島県にある6か所の札所と 番外・別格4番の鯖大師本坊を巡る。
これで<阿波の国 発心の道場>全23寺を三日間かけて すべて廻ったことになる。
(四国八十八か所お遍路巡礼地図)
第十八番 母養山 恩山寺(ぼようざん おんざんじ)
(本尊:薬師如来 開基:行基)
(徳島県小松島市田野町恩山寺谷40)
女人禁制の厄除けのための道場として開基された。100年後修行中の弘法大師を母が訪ねてきたが会うことが許されなかった。そこで大師は女人解禁の秘法を修め、母を寺内に招き入れ孝行を尽くしたそうだ。
第十九番 橋池山 立江寺(きょうちざん たつえじ)
(本尊:延命地蔵菩薩 開基:行基)
(徳島県小松島市立江町字若松13)
天平19年(747)、行基が公明皇后の安産祈願として建立。
阿波の関所寺であり、邪悪の心を持った人や、罪を犯した人には罰が下ると言われる。
第二十番 霊鷲山 鶴林寺(りょうじゅざん かくりんじ)
(本尊:地蔵菩薩 開基:弘法大師)
(徳島県勝浦町大字生名字鷲ケ尾14)
八十八ヵ所で二番目の難所と言われる勾配の急な坂を上がった所にある。
本尊・地蔵菩薩の降臨を雌雄二羽の白鶴が守護したという伝説から鶴林寺と名付けられた。
鬱蒼(うっそう)とした木立の中に現れる仁王門の像は運慶作と伝えられている。
着用していた白衣に、鶴のマークの御朱印をいただく。
第二十一番 舎心山 太龍寺(しゃしんざん たいりゅうじ)
(本尊:虚空蔵菩薩 開基:恒武天皇)
(徳島県阿南市加茂町龍山2)
阿波の三難所の一つと言われる寺で、標高約600mの山頂付近にある。
今では2775mの長さのロープウエイを使い、10分で山頂駅に行ける。
恒武天皇勅願で開基され、幸福・人徳・財力・知恵を無限に授ける仏として、大師が刻んだ虚空蔵菩薩が本堂に安置されている。
大師堂の拝殿の裏手に、大師の御廟があり、高野山の奥の院と同じ配列であることから、「西の高野」と呼ばれている。
本堂は台風の倒木で壊れ、現在は仮本堂が置かれ、本堂は再建中。
第二十二番 白水山 平等寺(はくすいさん びょうどうじ)
(本尊:薬師如来 開基*弘法大師)
(徳島県阿南市新野町秋山117)
加持水を求めて大師が井戸を掘ったところ、白い水が湧きでて、その霊水で身を清めた大師は100日間の修行の後、薬師如来を刻み、堂宇に安置した。
霊水に人々の平等を願った寺。
第二十三番 医王山 薬王寺(いおうざん やくおうじ)
(本尊:薬師如来 開基:行基)
(徳島県日和佐町奥河内字寺前285−1)
神亀3年(726)に行基が開基し、弘仁6年(815)に大師が厄除けの根本祈願時として、本尊薬師如来を刻み安置した。
歴代天皇の厄除け祈願所として大変な信仰を集め、現在でも全国にその名を馳せ、参拝する人が後を絶たない。
この第二十三番 医王山 薬王寺が阿波の国「発心の道場」打ち止めとなる寺。
次は、高知県に入り 土佐の国「修行の道場」となる。
<番外・別格4番>
四国別格霊場 第4番札所 鯖大師本坊
大師様
鯖を三年間絶ってご祈念する(さば絶ち三年間祈願)と願い事がかない、いつしか人々に、鯖大師、鯖大師と呼ばれている。
本堂東の山腹をくりぬいてつくられた全長88メートルの大洞窟があり、四国霊場お砂踏修行道場になっている。
入り口で修行大師がお迎えし、四国八十八ヶ所、四国別格二十霊場、西国三十三観音霊場のお砂踏という神秘的な修行が出来る。
<宿泊>
ホテル リビエラ ししくい
〒775−050
徳島県海部郡海陽町宍喰浦字松原226−1
電話0884−76−3300
四国霊場 参拝の流れ
お遍路は、遊びや観光旅行ではない。
あくまでも仏教の神聖な修行であるため、参拝作法と流れがきちんと定められている。
1. 入山
参拝の身なり、服装、持ち物を持ち、山門や仁王門で合掌し、一礼する。
菅笠はかぶったままでよいが、他は脱帽すること。
2. 手水(身を清める)
水屋で手を洗い、口をすすぐ。
3. 鐘楼で鐘を撞く。(参拝後の鐘つきは禁じられている。)
4. 本堂にお参り
(1) ろうそくのお灯明をつけ、あげる。
(2) お線香3本に火をつけ、線香立てにお供えする。
(3) 拝殿に進み合掌し、お賽銭をあげる。
(4) 納札箱に納札や写経を納める。
(5) 本堂の前で本尊様に向かって、所定の順に読経する。
5. 大師堂にお参り
(1) ろうそくのお灯明をつけ、あげる。
(2) お線香3本に火をつけ、線香立てにお供えする。
(3) 拝殿に進み合掌し、お賽銭をあげる。
(4) 納札箱に納札や写経を納める。
(5) 本堂の前で本尊様に向かって、所定の順に読経する。
6.納経所で掛け軸、納経帳に御朱印を戴く。
(⇒四国八十八ヵ所お遍路の旅…4日目 を読む!)
やまざる
川崎市黒川(当時の住所表示)の農家に生れる。
来世も菩提寺である黒川の西光寺で、永遠の眠りにつく。
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