2012年08月06日

長良川鵜飼(ながらがわうかい)…岐阜市

鵜飼タイトル 

岐阜県岐阜市の長良川で毎年511日から1015日まで行われる良川鵜飼ながらがわうかい)を見る機会があった。

岐阜市が運営している鵜飼観光舟は、18時45分に出舟、舟の上で夕食を食べながら鵜飼の始まる19時30分を待つ。

鵜飼が始まるのを待っているときに、週に二回行われるという歓迎踊り舟(船上に浴衣を着た若い女性が盆踊りのような踊りを披露する)が観光舟の脇に停泊し わたし達を歓迎してくれた。

鵜飼開始時間になると長良川沿いの街路灯が消され、川の上流から燃え盛る篝火(かがりび)が灯された鵜舟が下ってきて、観光舟の脇で華麗かつ幻想的な漁法が展開される。


鵜飼イラスト2





鵜飼は鵜(う)を使って魚を捕る漁法で、長良川ではおよそ1300(西暦702年)以上前から行われていたそうだ。
現在は古典漁法を今に伝える観光としての鵜飼である。











鵜匠の装束









そのうち宮内庁の長良川御料場で行われる8回の鵜飼は「御料鵜飼」と呼ばれ、獲れた鮎は皇居へ献上されるのみならず、明治神宮や伊勢神宮へも奉納される。


長良川における鵜飼は日本で唯一皇室御用の鵜飼であり、長良川の鵜匠は職名を宮内庁式部職鵜匠といい身分は国家公務員とのこと。

鵜匠は世襲で受け継がれ、岐阜市内には宮内庁式部職鵜匠6名が技を引き継いでいる。

 





(出典:岐阜市鵜飼観覧船事務所発行チラシ)






舟1








舟の上で鵜飼開始時間を待つ





船内1







舟の上で夕食の弁当を食べる







歓迎踊り舟








歓迎踊り船






鵜舟3






水面を篝火に照らして、10羽以上の鵜を巧みに操る鵜匠
  (写真:管理人やまざる撮影)












鵜飼絵葉書










(出典:岐阜市鵜飼遊覧船事務所の絵葉書)











休憩している鵜達

長良川鵜飼は、老妻がアレンジした旅でわたしは妻の後をついて岐阜まで鵜飼を見に行った。


しかしよく考えてみると何故 妻が鵜飼をわたしに見せたのか?

鵜は首に縄をかけられ 縄で操られ 捕った鮎は匠に取り上げらる鵜は、わたし自身の姿ではないかと ふと思った。

結婚以来わたしは妻に縄で操られ、働かされて収入はすべて取り上げられてきたので、わたしは鵜と同じではないか!

    (写真:休憩する鵜たち)