6月5日(火)、新宿・紀伊國屋サザンシアターで劇団民藝「うしろ姿のしぐれてゆくか」を鑑賞した。
これぞ劇団民藝の芝居と思った。
高齢者のわたしは、チャラチャラした落ち着きのない芝居は嫌いだ。
またバタバタ動きのある芝居も嫌いだ。
ステージもめまぐるしく変わる芝居は嫌いだ。
そこへ行くと劇団民藝の芝居は、わたしにとって妙に合っている。
漂泊の俳人、種田山頭火(たねださんとうか、1882-1940)を主人公にした芝居「うしろ姿のしぐれてゆくか」は、最初から最後まで肩の凝らない、日本人のノスタルジアをくすぐる舞台で久しぶりに楽しめた。
(左:公式パンフレット)
(参考:劇団民藝 索引)