2012年06月05日

混浴(ドイツでのサウナ)のお話

心配1インターネットサーフィンをしていたら、世界にある混浴の習慣という記事に出会った。

記述の中にわたしが駐在していた『ドイツのサウナ』に触れていたので、この思い出を記したい。

東京の北緯はおよそ35度、稚内が46度なのに対し、ドイツの北緯は50度以上でソ連のサハリンや樺太に相当し、冬はとても長く日照時間も少なく寒い国。

寒くて長い冬の間、屋外でのスポーツはスキーなどに限られるため、ドイツの多くの街では室内プールとサウナなどの施設が充実しており、市民はそこで水泳で体をほぐしサウナでリラックスした生活を送っている。


そこでドイツのサウナのお話。

サウナはあらゆる年齢層のドイツ人が利用している。

サウナに誰が入ってこようと、平然としてサウナを楽しんでいる。

下記記事にもあるようにドイツのサウナは混浴。

脱衣所は別だが、サウナの入り口は一か所で同じサウナの部屋でくつろぐ。

しかもサウナの中は、男女ともに一糸まとわぬ素っ裸で過ごすのが習慣。

 

日本人は初めて行くと、度胆を抜き、あわてて己の持ち物を手で隠してしまう。

なにせ日本人は日本規格の持ち物を持ち、ドイツ規格で無いためと思われる。

次に、若くて美しい輝くばかりのスマートな肉体美を誇るドイツ娘が、一糸まとわぬ姿で平然と横になりリラックスしている姿を見ると、思わず日本人は己の物を隠してしまう。

タオルは持ち込んでいないので、素手で隠すことになるが。

わたしも初めてドイツのサウナに連れて行かれた時は驚いたが、何度も行くうちに慣れてきてサウナを楽しむようになった。

 

ある時一人でサウナに行き、入口に近いところで上を向いて横になっていた。

しばらくすると、ドイツ娘が一人で入ってきて、横になっているわたしを平然とまたいで、奥の方に行った。

スッポンポンの中年の日本人であるわたしの上を、平気でまたいでいくスポンポンのドイツ娘を下から見上げるという貴重な経験をさせていただいたこともある。

 

サウナで体を温めたら隣にある冷水プールに入り、水泳をすることもできる。

当然、男女ともにスッポンポンで。

 

サウナとプールで疲れたら屋外で日光浴をすることもできる。

屋外での日光浴は、夏の陽が出ているときだが。

屋外には海水浴場で使うようなパイプベンチが、ズラーッと並んでおり、好きな場所のベンチを選び、そこにスッポンポンの体を横たえて日光浴をする。

日本のようにバスタオルで隠す場所をタオルで覆うというような下種なことはしない。

生れた時のままの恰好で、堂々と成人男女がともに体の表を上にしたり、下にしたりしながら日光浴を楽しむ。

 

日本人のわたしは、さすがにスッポンポンでベンチに横になることはできなかった。

日本人の羞恥心が、頭をもたげてきたからだ。

人に裸体をさらす、しかもじっと動かないで平然と裸体をさらす自信は、わたしには無かったので、早々に引き上げたことがある。

 

ドイツのサウナはスッポンポンという情報を聞いてきたと思われる出張らしき日本人を見かけたことがある。

旅の疲れか目が充血し、明らかに疲れていると思われる日本人が、冷水プールの脇にすわり、裸の女性姿を必死に目で追いかけている異様な光景に接したことがある。

そのすさまじい日本人の姿を目にしたとき、同じ日本人だが、何か情けない気がした。

もう少し自然にふるまってほしいものだ。

 

またある時、アメリカに駐在していた同僚がドイツ駐在を命じられてドイツに来たので、先輩面をしてサウナに案内をしたことがある。

彼はアメリカのサウナの習慣に従って、海水パンツを着用してサウナに入ろうとしたら、ドイツ人に脱ぐようたしなめられて面喰っていた。

国が違えば習慣も違う。

 

わたしも今は退職し、社費の海外出張や駐在という機会が無くなったので、今のドイツのサウナがどうなっているかは定かでない。


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日本以外にもあった! 世界にある混浴の習慣

201205122200

提供:ロケットニュース24

「日本文化と言えば温泉! 温泉と言えば混浴! 日本スゲェェ!!」という認識が海外ではよく見かけられる。確かに風呂につかるという文化は世界では意外と少数派。さらに男女一緒に風呂につかるというのは外国人からは驚きであるようだ。

だが、混浴文化があるのは日本だけではない。台湾のニュースサイトで世界にある混浴の文化・習慣が紹介された。
 
・ドイツのサウナ
ドイツのサウナは混浴が当たり前。しかも男女共にスッポンポンだ。隠すわけでもなくサウナに居合わせた男女で談笑までしている。これはさすがに日本人でもビックリな光景である。だが彼らは健康のためにサウナに行っているだけのこと。さらに言えば裸になるべき場所でなっているだけの話だ。ほかに特別な理由はない。