2012年05月02日

自家用夏野菜の植え付け

看板1

が散り、八十八夜が近づいてくると陽気が 暖かくなり気持ちが高ぶってくる。

4月28日()の朝、立川農芸の脇を通ったら3−4人の人が、立川さんが育てている野菜苗を購入し 軽トラックに積み込んでいるのを見た。

夏野菜のトマト・キュウリ・茄子・かぼちゃ・スイカを種から育てるとなると、寒い2月ごろに播種し温室で24時間温度管理しなければならず、「ぐうたら百姓」を標榜する管理人のわたしには無理。
そこでプロ農家である立川さんが育てた苗を購入し、それを育てている。

いわば「カンニング百姓」か!

昨年は5月連休の最後ごろに苗を購入したが、良い苗は売れていて在庫が少なかったので、今年は4月28日に自家用分のわずかな本数の苗を買った。


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4月29日()は朝から良い天気になり、気温も一気に上昇して25度以上の夏日になった。

早速、昨日購入した野菜苗を畑に植えつけた。

温室育ちの苗は、一気に畑に植えると気温差で、ショックを受け成長に影響を与えるため、本来なら数日は路地の外気温に慣らしてから植えるのが理想的だ。

しかしせっかちなわたしは、分かってはいるけど植えつけた。

一週間前に耕し堆肥を漉き込んでおいた畑に穴をあけ、そこにわずかな化成肥料とたっぷりの牛糞堆肥(農協)を置き、そこに植えつけた。
その後、思いつきで皮が黒い「ブラックボール」という名のスイカ苗を追加購入した。
孫を驚かすために!
    (写真:立川さんの温室で育っている夏野菜苗)


行燈仕立て(夏野菜)2
安定していない気温と風で、温室育ちの苗が受けるショックを少なくするために、苗の周囲を肥料などが入っていたビニール袋で囲む行燈仕立てをした。

風で安定していない苗が揺さぶられて、定着しないことを防ぐことができる。

一般的に農家では『八十八夜の遅霜(おそじも)という言葉がある。

八十八夜を過ぎれば、遅霜の心配がないので安心して野菜苗の路地植えができるということ。

農業は大自然の中で、大自然の傾向や決まりをよく見極めて、自然体で行いたい。