2012年04月15日

長興山紹太寺の枝垂れ桜(かながわの名木100選)

しだれ桜1冥土(めいど)の土産として、足腰がしっかりしている時に神奈川県下一番と評される長興山紹太寺(ちょうこうざんしょうたいじ)枝垂桜(しだれざくら)を拝観してきた。

2008年、2009年と今回で3回目。

箱根登山鉄道の終点 箱根湯本の一つ手前 入生田駅(いりゅうだえき)下車

徒歩約20分。桜のシーズンは参道への車の乗り入れ禁止。

興山紹太寺を右に見て、舗装された傾斜およそ10度の坂をひたすら登っていく。

途中から15度くらいの急傾斜になり、身体にきつく感じる。年配者にはきつい上り坂だ。

坂を上がると目の前に、美しい枝垂桜が現われる。
   (写真のクリック拡大可)


しだれ桜3























この桜は、「かながわの名木100選」(昭和59年12月選)に選ばれた県下一の枝垂桜。

樹高およそ13m、幹周囲3.8m、樹齢およそ330年、第二代小田原城主 稲葉正則が植えたと伝えられている由。

訪れたのは4月13日()

やや満開のピークを越していていたがその雄姿は、夏の尺玉花火を思わせる。

まるでピンクの笠が開いたような美しさ。

圧巻の美しさに息をのむようだ。

表現する言葉が見つからないくらい立派な枝垂桜に圧倒される。


しだれ桜2
神奈川県人として、県下一の長興山紹太寺枝垂桜をシカとこの目に焼き付けてきた。


この枝垂桜のある長興山紹太寺は、江戸初期の小田原城主 稲葉一族の菩提寺。


小田原市指定天然記念物として管理されているのだろう。

樹木の隙間はセメントで埋められ、枝は支え木でしっかりと固定されている。

桜が一番嫌う根元の人による踏みつけ防止のために、柵で囲いかつ木の下は乾燥防止の筵(むしろ)で覆ってある。多分、専門の樹木医がキチンと管理していると思われる。





しだれ桜解説















県の解説文