☆--------桜が咲いて気候があたたかくなる頃の
眠気がさしてうっとりしている状態-------------
ようやくあたたかくなって、桜が咲き始める頃……。
この時期、眠くて、半ば夢見心地で過ごしている人はいませんか。
昔は、この状態を、『桜どれ』といったようです。
☆--------桜が咲いて気候があたたかくなる頃の
眠気がさしてうっとりしている状態-------------
ようやくあたたかくなって、桜が咲き始める頃……。
この時期、眠くて、半ば夢見心地で過ごしている人はいませんか。
昔は、この状態を、『桜どれ』といったようです。
鎌倉時代の辞書『名語記(みょうごき)』によると、『桜どれ』の
「とれ」は、目がとろとろすることだとあります。
また、眠くてうとうとすることや、うっとりすることを、
「とろめく」といいました。
桜を見てとろめくことから、『桜どれ』になったというわけです。
今でも思い当たることなのに、『桜どれ』という言葉は、あまり
使われませんね。
「酔いどれ」「老いどれ」「食いどれ」……。
「どれ」のつく言葉には、あまりいいイメージがないからでしょうか。
ところで、「酔いどれ」は、「酔い倒れ」が変化したものだと
いわれます。
ほかの、「老いどれ」「食いどれ」なども、同じでしょう。
とすれば、『桜どれ』の「どれ」も、「倒れ」からきたと考える
方が、適当かもしれません。
あでやかに咲き誇る桜に圧倒され、堪能して、花に酔ったような
気分になる。
花疲れの上に、折からの陽気も手伝って、つい夢見心地に……。
きっと、それほどまでに、私たちを魅了するのが、桜なのですね。
(転載: 夢子 こと 山下 景子
『センスを磨き、幸せを呼ぶ〜夢の言の葉〜』)
(写真:六義園のしだれ桜、管理人撮影)
やまざる
川崎市黒川(当時の住所表示)の農家に生れる。
来世も菩提寺である黒川の西光寺で、永遠の眠りにつく。
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