2012年03月22日

明治大学黒川農場完成披露

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黒川上地区に鋭意建設中であった 明治大学130周年記念事業「明治大学黒川農場が竣工し、4月からの開講に向けて関係者への披露が3月21日()に行われた。

黒川でささやかながらも農業を行っているぐうたら百姓の管理人は、大学の農学部が中心になって創られた新農場を興味深く視察させていただいた。

環境・自然・地域の3つの共生コンセプトのもとに、太陽光や風力などの自然エネルギーを利用した資源循環型の生産方式を導入。

地域住民・市民らを対象にした農業研修も企画され、未来型のアグリエコファームを目指す農場が完成した。

川崎市では黒川上地区を農業公園構想に位置付けており、農協の大型農産物直売所「セレサモス」との連携により、地域農業の振興・発展、また貴重な里山の自然環境維持が期待されている。


農場案内図































設立趣旨

























農場入口











本館で解説を聞く





木造本館で職員の解説を聞く





温室群


温室群
ホウレンソウが育っていた。
またイチゴやトマトの育成を計画中とのこと。



豚舎


研究用ミニブタ舎。
給餌等すべて自動で行う施設





見晴らし台から見た全景

見晴広場から見た全景
手前に広大な実習圃場が広がっている
圃場の段差部分にブルーベリーの幼木200本が植樹されていた



屋上緑化と太陽光 風力発電



加工実習棟の屋上には、太陽光パネルと風力発電用プロペラが設置
20KWの発電を目標




加工室


野菜・果実の加工施設と調理場
ブルーベリージャムを制作?




アカデミー棟内部



6月から開講予定の生涯教育講座教室
神奈川県産の木材を使用した建物:アカデミー棟
階下には更衣室・シャワー室完備



樅の木の解説

















樅の木




「樅(もみ)の木」が出土…130万年前の「上総層連光寺層」から

古代黒川のロマンを感じさせられる「樅(もみ)の木」の実物が本館前に展示されている






懐かしい唐實と足踏み式脱穀機





本館1階ロビーに置かれていた昔懐かしい農機具
足踏み式脱穀機と唐箕(とうみ)
管理人が小学生のころは、亡き父とこれらを使って稲の実を処理していた懐かしい道具






ビオトープ図







農場内の一隅に黒川の自然を模したビオトープが作られており、その周囲は散策コースになっている。一般の人も利用可。
















(参考資料)

黒川地域意見交換会(明大・黒川新農場)

地鎮祭・起工式…明治大学黒川新農場

明治大学農学部黒川新農場(仮称)工事始まる

「川崎市新総合計画」(素案)と黒川地区

明治大学農学部黒川新農場整備計画構想

川崎市の「農業公園づくり事業」との提携・・・明治大学

明治大学農学部黒川新農場(仮称)整備計画・・・川崎市

明治大学が黒川新農場12ha整備(02/04)・・・建通新聞社