2012年03月12日

春の農作業

農家ぐつついていた天候もようやくあがり、11日の日曜日は久しぶりに畑へ出た。

漠然とブルーベリーの手入れをしようかと考えて畑へ行ったが、現場へ行って作業内容を急きょ変更してジャガイモを植えつけることにした。

農協を経由して購入した種じゃがいもは北海道産で、メイクイーン5kgとキタアカリ5kg。(すべて自家用で予定収量は、各50kgの合計100kgを見込む)


キタアカリの種芋240311メイクイーンの種イモ240311

昨年は種芋を畑の小屋に置いていたら野鼠に三分の一以上をかじられて悔しい思いをしたので、今年は愛用している農作業専用軽自動車に保管しておいた。

今年は寒さのせいかキタアカリの発芽が遅く、ほんの少し顔を出しているくらいだった。

鍬でさくを切り、30cm間隔で芽を残して切った種じゃがいもを置き、その隙に昨年仕込んでおいた牛糞堆肥と化成肥料を施肥した。

我が家のジャガイモの植え付け時期は、父から春のお彼岸前後と聞かされていたが今年は何かと予定が立て込んでいるため、10日も早い植え付けとなった。
     (写真左:キタアカリ、右:メイクイーン)


 


植えつけた種芋240311



(写真:植えつけたジャガイモ、施肥前、覆土前)








昨年の11月初めに植えつけておいた玉ねぎの苗の手入れを行う。

冬の間の霜柱などにより、幼い苗が霜によって持ち上げられているものがあり土の中に戻す作業と、苗の周囲に生えている雑草を抜き取った。

 

禅寺丸柿の木の下には、小さな蕗の薹(ふきのとう)が顔を出していたので収穫した。

30個ほど収穫できたので、明日の夜にでも天麩羅にして春の香りと味を楽しもうと考えている。

 
今年になって初めて昼飯を畑で摂った。

コンビニで昆布のおにぎりを一個と350mlの発泡酒一個を買い、小屋に常備してあったサッポロ一番のカップ麺を食べた。

小屋にあるプロパンガスを使いお湯を沸かして、ラーメンをつくり、残ったお湯で粉末コーヒーを食後に飲んだ。

食事をした後は、砂浜で使うパイプベッドを取り出し、太陽の下で1時間ほど昼寝を楽しむ。


黒川の自然の中での農作業と、昼飯、昼から発泡酒を飲み昼寝をするというぜいたくは、東日本大震災1年という節目の日であるが許していただきたい。

パイプベッド脇に置いてあったトランジスタラジオから大震災慰霊祭に出席された天皇陛下のお言葉が聞こえてきた。