2012年01月19日

歌劇「ドン・ジョバンニ」…ミラノ・スカラ座

モツアルト肖像画
モーツアルトの歌劇「ドン・ジョバンニ」を、平成23年12月16日(金)にイタリア・ミラノにあるオペラの総本山スカラ座で妻と鑑賞した。

歌劇「ドン・ジョバンニ」は出演する歌手、オーケストラの指揮者、演出者、上演する歌劇場および上演する時代によってそれぞれ異なり興味がある。

わたしは数本の歌劇「ドン・ジョバンニ」DVDを持っているが、オペラの殿堂「ミラノ・スカラ座」で、
わたしが憧れているソプラノ歌手「アンナ・ネトレプコ」がドンナ・アンナ役を演じオーケストラの指揮者にかの「ダニエル・バレンボイム」が出演する公演があることを知り、
無性に観劇したくなり今回の鑑賞を実行した。
(写真:モーツアルト)


ミラノ・スカラ座のオペラシーズンの開幕は、毎年12月7日前後。

その日は世界中のオペラファンが競ってスカラ座のシーズン開始の舞台を鑑賞するために押し掛けるため、わたしのような一見の客にはチケットの入手は絶望的。

各国のオペラを愛するセレブが美しいドレスに身を包み、ミラノスカラ座は世界の社交場と化す。

イタリアの大統領・首相もシーズン開始の7日には鑑賞される。

わたしは7日のチケット入手はあきらめ、10日遅れの16日公演のチケットをあらゆる手を尽くしてようやく入手して鑑賞した

 


歌劇「ドン・ジョバンニ」

好色な貴族ドン・ジョヴァンニは、ドンナ・アンナと一夜を過ごした後、誤って彼女の父である騎士長を決闘で殺してしまう。

彼は村娘などへの誘惑を続けるが、最後には 騎士長の石像に連れられ地獄へ落ちていく。

     (この項:オペラガイド126選、成美堂出版から引用)

 


***要は女たらしドン・ジョヴァンニの最後は地獄落ちというストーリー***

 

スカラ座チケット 





当日のチケット。
3階桟敷席、9番目の最前列1・2と表示されている。





下記:左はシーズン開始に歌劇「ドン・ジョヴァンニ」が公演されるという切手でいう「初日シート」、
右はわたしが観賞した12月16日の公式プログラム。


ドンジョヴァンニ消印付プログラムドンジョヴァンニ12 7プログラム













































<以下の写真は、NHKが平成23年12月26日にハイビジョンで放送された歌劇「ドン・ジョヴァンニ」(12月7日のシーズン開始当日録画)を撮影したもの。>


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今季からスカラ座の音楽監督に就任したダニエル・バレンボイム
今回のドン・ジョヴァンニの指揮者。
2009年9月にNHKホールでの歌劇「アイーダスカラ座日本公演の指揮者も務めた。






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世界的に有名な実力を持つソプラノ歌手
わたしが憧れている歌手の一人






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イタリアの大統領・首相もシーズン開始の7日には鑑賞される。







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ドン・ジョヴァンニは、ある夜、ドンナ・アンナと一夜を過ごす





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ドンナ・アンナの父・騎士長をドン・ジョヴァンニが決闘で殺したことを知ったアンナ。
着衣が血で汚れている






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なぜかこの舞台で、全裸の女性が登場し驚かせられた。








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女性は一糸もまとわぬ全裸で体を客席にまで向けていた。

リチャード・シュトラウスの歌劇「サロメでは、サロメが全裸になって踊る<サロメの踊り>がある。
しかし、歌劇「ドン・ジョヴァンニ」で女性が全裸になるのは?







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ドン・ジョヴァンに殺されたドンナ・アンナの父・騎士長は石像になって、劇場の貴賓席に現れた。両隣はイタリアの大統領と首相。






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殺された騎士長は石像となって、ドン・ジョヴァンニに悔い改めるよう訴えるが聞かないため、剣で刺される。







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フィナーレのセリフ。
当時のオペラの筋書きは、道徳的な意味合いを持たせていたので、最後は悪が負けることになる。

フィナーレのセリフ。



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