2012年01月03日

ニューイヤーコンサート2012…オーストリア・ウイーン楽友協会

ヨハンシュトラウス像
わたしの正月の楽しみの一つに、オーストリア・ウイーンにある楽友協会で1月1日に行われる「ニューイヤーコンサート」の同時中継を家でのんびりと楽しむことがある。

今年も現地時間11時15分(日本時間19時15分)に行われた「ニューイヤーコンサート2012」をNHKによる同時生中継放送で3時間弱に及ぶコンサートを楽しんだ。

今年のコンサートが楽しみなのは、ニューイヤーコンサートが行われるウイーンの楽友協会特に大ホール(黄金ホール)昨年の暮れに訪れて、じっくりと会場になるホールを視察したことにある。

まさにその私が見た楽友協会の大ホールから、生中継で送られてくる「ニューイヤーコンサート2012」を、興味津津と見て楽しい時間を過ごした
        (写真:ウイーン市立公園にあるヨハン・シュトラウス像、管理人撮影)


マリス ヤンソンス



今年の指揮者は、ソ連生まれのマリス・ヤンソンス(Mariss Jansons正式には、マリス・イヴァルス・ゲオルグス・ヤンソンスMariss Ivars Georgs Jansons1943114日生れ 68歳 。

彼は2006年の「ニューイヤーコンサート」で指揮を執ったことがあり、今回で2回目、2001年にはウイーン楽友協会名誉会員に推挙されている。


2002年には小澤征爾が、アジア人としてズービン・メータに続き2人目の指揮者となったことは記憶に新しい。

 






祖国行進曲


幕開けはヨハン・ヨーゼフ シュトラウス兄弟の合作行進曲である「祖国行進曲」で始まった。

 

心地よいウイーンフィルの超一流楽団が奏でるシュトラウスのワルツ・ポルカを聞いていると心が弾んできて、思わず体を動かし手拍子を取り始めてしまうから面白い。

そのくらいボンクラ爺さんの脳を活性化させるものが、このコンサートにはある。

無論、ぐうたら百姓を標榜するブログ管理人は、音楽に関しては全くの無知。

音符も読めないが、わたしの感性を揺さぶる音楽、理屈抜きに楽しめる音楽の良しあしくらいは判断ができる。

 

今は足が乱れてダンスもできないが、軽快なワルツのリズムを聞くだけで気持ちが若返る。

ポルカのリズムを耳にして目をつむると、若かりし頃の夢を抱いていた時代が浮かんでくる。

 

NHKの番組解説員が言っていた言葉に、「ニューイヤーコンサート」を聞くだけで『ウインの香り』がすると表現していたが、まさにその通りだ。




金床をたたく指揮者







面白かったのは第二部での「鍛冶屋のポルカ」で打楽器として鍛冶屋が使う金床が用いられ、指揮者のマリス・ヤンソンスが指揮の傍ら、金床をたたいていたことだった。

 








バレイ1




このコンサートの楽しみの一つは、ウイーン国立バレエ団の美しくも華麗なダンスを見られることにある。


今回のコンサートでは、第二部の「ワルツ 人生を楽しめ」、「ポルカ 燃える恋」、「ワルツ 美しく青きドナウ」の3曲でそれぞれダンスを楽しめた。







ダンス3



しなやかに華やかに踊るバレエは、パリオペラ座のダンスとも違い、やはりウイーンの香りがする素敵なダンスだ。











ダンス1





腰痛の爺やは、ただ感心してTV画面を見ているだけだった。

 








チックタック行進曲




もう一つのコンサートの楽しみは、毎年決まっているアンコール曲にある。

「チック・タック・ポルカ」「美しく青きドナウ」「ラデツキー行進曲」の3曲で、これを聞くと、ああ!新年を迎えたという実感がわいてくるのだ。








美しく青きドナウ




ワルツ「美しく青きドナウ」を聞きながら、昨年の暮れにオーストリア旅行中にドナウ河を見ており、更に親しみが湧いてきた。










ラディッツキー行進曲



コンサート最後は、必ず、元気が出てくる「ラデツキー行進曲」で締めくくられる。

指揮者が交響楽団の指揮をするのでなく、観客の方を向き、手拍子のリズム・強弱の指揮をして会場内の雰囲気をさらに高めて一体化し、フィナーレを迎える。

 


昨年に引き続き今年もスペイン乗馬学校のワルツの曲に乗った白馬の華麗な演技が見られなかったのは、残念だった。

 








会場内2




















会場3















会場4客席2













ウイーン少年合唱団





会場内で飾られる美しい花々は1980年以来、イタリアのサンレーモ市Sanremo)から贈られたもので華やかにドレスアップしている。

わたしが去年の暮れに実際に見た楽友協会大ホールとは異なり、見違えるほど美しく着飾っていた。

 







ウイーンフィルハーモニー


それにしても世界40か国以上に同時中継されている世界的な人気番組を、やり直しのきかない中継番組を行うこのコンサートは、製作にかかわっている人々の集中した神経に敬意を表したい。

放送局関係の仕事をしたことがある管理人としても、あの会場での人々に気づかれないカメラワーク、照明技術、音声技術の高さに驚かされる・

オーストリア放送協会(ORF)の実力と、連携して中継したNHKの技術は素晴らしい。

5.1サランドの音声と高画質の画像は、本当に素晴らしい。

 





演奏



気軽な雰囲気のコンサートであるがその切符を入手するのは極めて困難で、数ある音楽会の中でも最もプレミアが付く演奏会の一つと言われている。

このニューイヤーコンサートをわたしも現地で聞きたくて、何回かインターネットで申し込んだことがあるが、1年でたった1回のコンサート、しかも会場に入れる人はわずか2000名弱という制限があり、毎年外れてしまいあきらめてしまった。

席の料金は問わないという条件でもダメだった。

そのために確実に入れる会場となった楽友協会の見学を昨年暮れに行った次第。

 







オーケストラ


今年は何とかウイーンの楽友協会大ホールから、生中継で送られてくる「ニューイヤーコンサート」を見ることができて幸せだった。

来年以降も健康な心身と精神状態で、楽友協会の大ホールからの「ニューイヤーコンサート」が見られることを願っている。










<コンサートのドイツ語プログラム>
Program:

Johann and Joseph Strauss: "Vaterländischer Marsch (Fatherland March)"
Johann Strauss: "Rathausball-Tänze (City Hall Ball Dances)", Waltz, op. 438
Johann Strauss: "Entweder – oder! (Either - Or!)", Fast Polka, op. 403
Johann Strauss: "Tritsch-Tratsch (Chit-Chat)", Polka, op. 214
Carl Michael Ziehrer: "Wiener Bürger (Viennese Folk)", Waltz, op. 419
Johann Strauss: "Albion Polka", op. 102
Joseph Strauss: "Jokey Polka (Jockey Polka)", Fast Polka, op. 278

- Intermission -

Joseph Hellmesberger, Jr.: Danse Diabolique (Diabolic Dance)
Joseph Strauss: "Künstler-Gruss (Artists Greeting)", Polka française, op. 274
Johann Strauss: "Freuet euch des Lebens (Enjoy Life)", Waltz, op. 340
Johann Strauss, Sr.: "Sperl Galopp", op. 42
Hans Christian Lumbye: Copenhagen Railway Steam Gallop
Joseph Strauss: "Feuerfest (Fireproof)", Polka française, op. 269
Eduard Strauss: "Carmen-Quadrille", op. 134
Peter I. Tchaikovsky: "Panorama" from the Ballet "Sleeping Beauty", op. 66
Peter I. Tchaikovsky: "Waltz" from the Ballet "Sleeping Beauty", op. 66
Johann and Joseph Strauss: "Pizzicato Polka", no opus number
Johann Strauss: "Persischer Marsch (Persian March)", op. 289
Joseph Strauss: "Brennende Liebe (Burning Love)", Polka Mazur, op. 129
Joseph Strauss: "Delirien (Delirium)", Waltz, op. 212
Johann Strauss: "Unter Donner und Blitz (Thunder and Lightning)", Fast Polka, op. 324


<追伸>

ニューイヤーコンサートのチケット申し込みを行ったことが数回あるので、わたしのメルアドが楽友協会に登録されている。

1月2日には、早速、「ニューイヤーコンサート2012」のCD,DVDの購入斡旋Eメールがわたしに届いた。

CD New Year's Concert 2012 - Mariss Jansons

 

Dear Ladies and Gentlemen,

 

the New Year's Concert 2012 was conducted for the second time by the Latvian conductor Mariss Jansons. His first New Year's Concert in 2006 has been widely acclaimed. The concert was broadcast live from the Vienna Musikverein to a worldwide audience. The Vienna Boys`choir performed. The Vienna State Ballet danced live at Belvedere Palace.

 

The concert will be available as CD, DVD and Blu-ray. The DVD and Blu-ray will include as a bonus a sightsseing tour of Vienna with members of the Vienna Philharmonikc as tour guides.The CD will be available in the Philharmonic E-Shop by January 6, 2012. DVD and Blu-ray by January 20, 2012.

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Posted by tomato1111 at 00:05