2011年12月26日

歌劇「魔笛」をウイーン国立オペラ座で鑑賞…ウイーン発

オペラ座全景今回の欧州旅行の最大の目的は、モーツアルトのオペラをミラノ・スカラ座ウイーン国立オペラ座で鑑賞すること。

12月20日のウイーン国立オペラ座で、モーツアルトのオペラ「魔笛」を妻と二人で存分に鑑賞することができて本望だった。

オペラ座は音楽の都ウイーンを代表する歌劇場、日本では憧れの的だったウイーンの国立オペラ座は、予想にたがわぬ素晴らしい劇場で、黒川のぐうたら百姓である自分が妻を連れスーツを着こなして、劇場の平土間(ステージ正面の最前列から8列目12番、13番の席)に座っていることが信じられなかった
     (写真をクリックすると拡大表示可能)


エントランス2


















エントランス1





ウイーン交響楽団
の華麗な響きは真正面から、ステージに立つ歌手の動き、ステージ隅々での合唱団の動きが手に取るように分かり、オペラはやはり良い席で鑑賞しなければならないということを痛感した。











オペラ座パノラマ









演出も比較的わかりやすく、ドイツ語でのオペラであるがあらかじめストーリーを頭に詰め込んであるので、ステージの動きは理解ができた。

当然、モーツアルトはオーストリア人でドイツ語、劇場もウイーンでドイツ語での公演だったが、自席の前に白黒の英語とドイツ語での翻訳が逐一、表示されるので、疑問を感じた時はそれで確認ができた。
魔笛は「ジング・シュピール」(ドイツ語による音楽劇)と呼ばれ、ドイツ語のセリフを主として、その中に音楽が挿入されているのが特徴。
従ってドイツ語が理解できないとこの歌劇は理解が難しい。
ドイツ語を理解するドイツ人やオーストリアの人は、ステージの会話を聞き声を出して笑っているが、日本人のわたしには笑えない。
笑うポイントがつかめない。
ストーリーの筋は分かっているのだが!
パパゲーナ役のヘンナ トンカ






パパゲーナ役のHeana Tonca






パパゲーノ役のハンスペーター カマラー





パパゲーノ役のHans Peter Kammerer








カーテンコール1









「魔笛」は歌劇の中でもドイツ語による歌芝居といわれており、ストーリーの中で喜劇的な言葉のやり取りが多くあり、観客は笑いに包まれる場面が多く見受けられた。

休憩時間には、ワインとウイーンのケーキを食べて寛ぐという時間もあった。

観客の中には、多くの日本人の姿も見られた。

和服で鑑賞している3人連れの女性や、若いカップル、わたしたちのような高齢のカップルが目立った。










ライトアップしたオペラ座1
スタイルの良い若い外人の女性が、ハッとするようなドレスで休憩時間に出会うと、黒川の畑では見られない別世界にいるような錯覚を起こした。

今回の座席は、10月の20日ごろにインターネットで予約をしたもの。

機会があったら再度、ウイーン国立オペラ座へ、オペラを鑑賞しに来たいものだ。
       (写真:ライトアップされたウイーン国立オペラ座の夜景)