5日間のウイーンでの自炊生活が、12月21日(水)で終わった。
21日(水)ウイーン西駅10時14分発ドイツ・ミュン行きのオーストリア連邦鉄道(OBB)が誇る最上位の高速特急列車Rail Jet60(れいるじぇっと)に、妻・娘・幼い孫2人が乗車、オーストリア・ザルツブルグへの列車の旅。
ザルツブルグ到着時間は12時59分の2時間45分の所要時間だ。
座席はファーストクラスを利用、1歳の孫にも大人と同じ席を用意。黒皮張りの座席間隔は大人のわたしでもゆったりした1000mmもあり、快適なり。
車両はドイツのジーメンス社製タウルス型電気機関車(設計最高時速は250km/h、営業最高速だは200km/h)。
座席予約は3か月前に、日本からインターネットで行った。
車内では乗務員がリンゴジュースとチョコレート乗客に配布。
また座席から食事や飲み物の注文が行え、温かい食事が食べられる。
わたしたちは事前に、ウイーン名物のヴィエナー・シュニッテル(ウイーン風カツレツ)を持参してきたので車窓の風景を見ながらランチをとった。
(写真は、RJ60の車内速度表示)
RJ60は、ハンガリー・ブタペストを朝の7:10に出発し、わたしたちが乗車したオーストリア・ウイーン西駅を10:14、ザルツブルグ駅12:59を経て目的地ドイツのミュンヘンに14:30着という国際列車。
(左は、RJ60車内レストランのメニューの一部。)
ザルツブルグで娘と幼い孫とは別れ、娘たちはオーストリアのホストファミリーS氏が自家用車で迎えに来ていたのでそれに乗り、S氏の自宅リーズの家に向かった。
わたしと妻はザルツブルグのシェラトン ザルツブルグ ホテルに宿をとり、二泊する予定。
ザルツブルグでは、モーツアルトの生家訪問や有名なクリスマスマーケットが楽しみだ。
ザルツブルグは駐在員時代にドイツから車で観光に訪れたことがある。
その時も会社のクリスマス休暇を利用したものだったので、粉雪が舞うザルツブルグのクリスマスマーケットを楽 しみにしている。
ザルツブルグ(Salzburg)の「ザルツ(Salz)」とはドイツ語で「塩」、「ブルグ(burg)」とは「城」を意味し、「塩の城」という意味。かっては周囲の岩塩鉱から算出された塩の取引で栄えた町。
またザルツブルグはモーツァルトが生まれた音楽の都でもある。
夏に開かれる『ザルツブルグ音楽祭』は、つとに有名でチケットの入手は極めて難しい。
ザルツブルグ音楽祭の主会場は、祝祭劇場で、ここは歌劇を開演するところでも有名。
わたしも祝祭劇場の内部を一度見たいと考えて、ガイドツアーを申し込んだが、クリスマスシーズンはお休みと言われて断念した。
いつか夏のハイシーズンにザルツブルグを訪れて、音楽祭や歌劇を楽しめたらいいなと考えている。
(参考:オーストリアの鉄道とレイルジェット)
主要運営会社:オーストリア連邦鉄道(OBB)
レイルジェット(Railjet):オーストリア連邦鉄道 最上位の高速特急列車。
営業最高速度200km/hの運行を2008年12月から開始。
座席はプレミアム、ファースト、エコノミーの3クラス。
わたしたちが乗車したファーストクラスは、車両当たり76席。
座席は黒皮張り、座席間隔は1000mm。
パソコン用の電源が用意されている。
頭のところに当たるカバーは、赤い布。
車内モニターには、列車番号と号車番号、現在の時刻、走行速度、次の停車駅などの旅客案内情報が表示される。
車窓にはオーストリアの山並みや田園風景・牧歌的な風景を楽しめる快適な旅となった。
(この記事は、プレミアム特急列車内で書いている。)