今年のクリスマスシーズンにミラノ・スカラ座での歌劇「ドン・ジョヴァンニ」(モーツアルト作曲)とオーストリア・ウイーンのウイーン国立歌劇場での歌劇「魔笛」(モーツアルト作曲)を観劇する計画を10月から起てて実行に移してきました。
利用する航空券、宿泊するホテル、ヨーロッパ内を移動するドイツ・オーストリア国鉄の座席、クリスマスにお世話になるオーストリアのホストファミリーなどとの連絡とチケット入手は、娘の協力を得ながら順調に進んでいました。
しかし12月7日から始まるミラノ・スカラ座の新しいシーズン初めの歌劇「ドン・ジョバンニ」のチケットは、インターネットでの発売開始直後にもかかわらず売り切れとなり入手できませんでした。
(写真:魅惑のソプラノ歌手 アンナ・ネトレプコ)
わざわざ日本から飛行機でミラノに飛び、ミラノ市内のホテルに泊まっても肝心な歌劇のチケットが入手できないという事態は何としても避けねばなりません。
あらゆる手を日本から尽くしました。
最終的にミラノに拠点を構える日系の旅行代理店Max Harvest Internationalにすがる思いのメールでチケットの入手を11月8日にお願いしたところ、即、回答がありました。
『プレミアとなるがガレリア(天井桟敷)の席であれば、手元にある。希望するのであればカテゴリー1(プラテア‥平土間、パルコ‥1階から4階までのボックス席の1列目)を探す』
という心強い内容に一安心。
もし当日までにチケットが入手できなければ、スカラ座で1時間前に売り出す140席のガレリア(天井桟敷)を求めて、ミラノの寒風の中を並ばねばならないと覚悟していたからです。
(聞くところによれば、人気のあるプログラムでは切符売出しまでに何回も点呼を行って途中の離脱者を確認するそうです。)
その間に、わたしは不安に駆られ、何度もMax Harvest Internationalの担当者 C.Kuさんにメールを出しました。
C.Kuさんからは、わたしが出したメールから間をおかずに、すぐ、回答があり気持ちを落ち着かせることができました。
そうこうしていているうちに最初のメールでの依頼を行ってから6日後の11月14日に、C.Kuさんからメールが入りました。
『希望していた12月16日(金)、ミラノ・スカラ座で公演する「ドン・ジョヴァンニ」のカテゴリー1 パルコ(3階のボックス席1列目の2席)のチケットを入手した』という内容。
このメールを受け取り、天にも昇るほど嬉しくて感激しました。
世界中のオペラファンがわずかな席を求めて走り回っている中で、プレミアチケットとはいえリーゾナブルな価格で、しかもカテゴリー1のチケット(妻と私の2枚)が手に入るとは、夢のようでした。
思えば、日本の旅行代理店、日本にあるチケット扱い会社にも依頼していたが、入手に至りませんでした。
アンナ・ネトレプコという現在のソプラノ歌手では最も人気がある歌手とダニエル・バレンボイムという有名な指揮者が、オペラの殿堂「ミラノ・スカラ座」でかのモーツアルトが作曲した歌劇「ドン・ジョヴァンニ」を公演するプログラムは、オペラファンなら見逃すはずがありません。
本当にわたしは、幸せな気分です。
これというのもイタリア・ミラノに拠点を置く日系の旅行代理店Max Harvest International社が現地のネットワークを駆使し卓越した業務遂行力に負うところが多いからです。
同社はイタリア・スイスの旅行に特化しているためイタリア旅行に関してはすべてを任せることができ、オペラのみならずイタリアでのサッカーチケットなども手配してくれる頼もしい会社です。
(参考:Max Harvest International社)
Posted by tomato1111 at 00:05│
歌劇を鑑賞して